7月24日、体操界の“キング”内村航平が、鉄棒でまさかの落下。13.866点と大きく減点され、種目別決勝に進む上位8位に入れず。予選で姿を消した。

 2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪で男子個人総合連覇を果たした内村。度重なる負傷に近年悩んだ32歳は、鉄棒に絞り何とか東京大会に滑り込んでいた。

 直前の公式練習でも落下していたキングは、ブレトシュナイダー、カッシーナ、コールマンと難易度の高い大技を落ち着いて演技するも、練習でも落下したD難度のひねり技でバーを掴み損ねた。

 内村の演技は海外でも大きく注目されていたようで、ブラジルメディア『UOL』では、「日本のスターは鉄棒から落下し東京2020から別れを告げた」と銘打ち以下のように伝えている。

「コウヘイ・ウチムラが出場した唯一の鉄棒で落下し、13.866点で決勝進出を逃した。体育館は困惑した雰囲気が漂っている。ウチムラの体がマットにぶつかるのとほぼ同時に、日本人記者を中心としたプレスエリアが困惑し一斉に嘆息した」
  またスペインメディア『ABC』では、「大会史上最高の難易度6.600のルーティンを披露した世界チャンピオンは、非常にリスクの高い3つの離れ技を自信を持ってこなした」と評するも、「プログラム終盤でバー上での捻りの動作で片手が外れるとそのまま床に倒れた。たった一度のミスで、彼は決勝への道を失ってしまった」と嘆いている。

 演技後悔しさを滲ませた内村は一度は裏に引き上げたが、およそ20分後には、気を取り直し、団体種目の予選演技を行なうチームメートの元へ戻り、後輩らを鼓舞している。

構成●THE DIGEST編集部

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