土壇場からの大逆転に衝撃が広がっている。

 東京五輪3日目の7月25日、卓球の混合ダブルス準々決勝に日本の水谷隼/伊藤美誠が登場し、ドイツ代表のパトリック・フランツィスカ/ペトリサ・ソルヤと対戦。ゲームカウント4−3と手に汗握る接戦を制し、見事準決勝へと駒を進めた。

 この日、第1ゲームを11ー8と順調に滑り出した水谷/伊藤ペアだったが、第2、3ゲームは5−11、3−11と苦戦。続く第4ゲームを11−3と圧倒するも、その後は9−11、11−8と互いに譲らない展開が続く。勝負が決まる第7ゲームでは一時6−10と窮地に立たされたものの、最後は16−14と驚異の追い上げで大激戦を制した。
  決着寸前からのまさかの結末に、対戦国はショックの色を隠せない。「卓球混合のソルヤ/フランツィスカが五輪準々決勝で敗退」と見出しを打ったドイツ誌『Sportschau』は、「7度のマッチポイントを握りながらも勝利を収められなかった」とし、「この劇的な試合は73分で終了した」と報じた。

 その内容については「2016年リオで銅メダルを獲得したミズタニと世界ランク2位のイトウを相手に、ドイツ勢は驚きの勝利を掴みかけていた。しかし、最後の1ポイントを取り切ることはできなかった」と報道。ドイツ五輪代表チームの公式ツイッターも、この結果を「信じられないほど苦い」と伝えている。

 準決勝では台湾のリンインジュ/チェンイーチンと対戦する水谷/伊藤ペア。今大会から加わった新種目で、メダルを確定させられるか。熱い戦いに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部