来日記者が日本の“あるサービス”に注目を寄せている。

 米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は7月25日、「“自販機ライフ”」と題した記事を掲載。日本の自動販売機を「食品からTシャツ、ポケモンカードまで、日本文化の礎となっている。パンデミックや五輪開催期間中は、この自販機の重要性がさらに高まるだろう」などと紹介した。

 記事を執筆したのは、同メディアの編集員を務めるグレッグ・ビショップ記者。新型コロナの影響で「動きがかなり制限されている」という今大会だが、その“舞台裏”の醍醐味として「自動販売機」をピックアップし、「日本人は私を理解してくれている」と感激した様子だ。

 開会式前日にメインプレスセンターの東ホールを訪れたというビショップ氏だが、このとき「自販機の上部に設置されたビデオスクリーン」に心を惹きつけられたという。そこには、五輪の公式マスコットが動き回る映像が映し出されていたようで、「夢中で見入ってしまった」と感想を記した。
  さらに「自分の後ろに行列ができていることに気づかなかった」とビショップ氏は続けると、「何かを買いたいという衝動に駆られた」といい、自販機のラインナップで一番安かった「白河だるま」を購入。この商品をかなり気に入ったようで「今まで使った中で最高の20ドルだ」と唸った。

 また、屋内外を問わず置いてあることにも感激している様子で「基本的に何でも売っている。文字通り、何でも売っているのだ」と強調。その中には「食べ物だけなく、プラスチック製のカブトムシ、アロマキャンドル、鉄道模型、Tシャツなどが売られていることもあった」と豊富な品ぞろえを絶賛した。

 そして「中身がわからないように白い紙で包まれた箱だけを販売する、いわゆる『ミステリーマシン』もあった」などと興奮気味にレポートした同記者は、その後も“自販機ライフ”を楽しんだようで、最後は「今は決意している。これを満喫するためにも、また戻ってくる必要があるのだ」と記事を締めくくっている。

 各競技が盛り上がりを見せている一方で、海外記者を中心に注目を集める日本のさりげない日常。その話題は今後も続いていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部