7月29日(日本時間30日、日付は以下同)、NBAコミッショナーのアダム・シルバーはリーグ創設75周年目となる2021−22シーズンに向けて「我々は選手たちとチーム、過去と現在において世界中のファンの皆様を魅了してきたその双方を称えることを楽しみにしています」と語った。

 先日、創設75周年記念ロゴを発表したNBAは、今年10月にメディア、現役および元選手、コーチ、ゼネラルマネージャー、チーム幹部たちで構成される選考委員会で、史上最高の75選手をフィーチャーし、新たに75周年記念チームを選出することを発表した。

 創設50周年目となった1996−97シーズンにNBAは歴代最高の50人を発表。翌97年のオールスターでこの50人を祝福した。22年のオールスター開催地は、97年当時と同じクリーブランドであることから、75周年記念チームに選ばれた選手たちが一堂に会することが予想される。

 97年に歴代最高の50人として選ばれた選手たちのうち、現役はわずか10人。マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペン(元シカゴ・ブルズほか)、チャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)といった当時リーグトップレベルの選手たちが割って入っていた。
  そのなかで外国籍出身選手はアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)/ナイジェリア)、パトリック・ユーイング(元ニューヨーク・ニックスほか/ジャマイカ)の2人のみ。ただこの2人はアメリカ国籍を取得し、オリンピックに出場しているため、外国籍選手は皆無と言っていいメンバーだった。

 あれから25年の月日が経った今、バスケットボールの国際化は急速に進んでおり、新たに発表される75周年記念チームでは、外国籍出身選手たちも名を連ねることだろう。

 まずは歴代最高の50人に入らなかった選手で、75周年記念チームに入ることが濃厚なのが、現役ではレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ラッセル・ウエストブルック(レイカーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)の4人。
  レジェンドではコビー・ブライアント(元レイカーズ)、ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、ケビン・ガーネット(元ミネソタ・ティンバーウルブズほか)、ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)、スティーブ・ナッシュ(元サンズほか)、ジェイソン・キッド(元マブズほか)、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)といった選手たちが予想される。

 その一方で、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/ギリシャ)やルカ・ドンチッチ(マブズ/スロベニア)、マヌ・ジノビリ(元スパーズ/アルゼンチン)やパウ・ガソル(元レイカーズほか/スペイン)もNBAで見事な実績を残しているが、これは外国籍出身選手たち中心で構成されるチームではないため、確実に選ばれるとは言い切れない。
  それはクリス・ポール(サンズ)やカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ジェームズ・ハーデン(ネッツ)といった現役屈指のスタープレーヤーや、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)、レイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか)といった殿堂入りしているアメリカ出身選手たちも同様で、選出のハードルは非常に高い。

 はたして、75周年記念チームはどのような顔ぶれになるのか。10月の発表を楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)