8月2日に行なわれた東京五輪卓球競技の準々決勝で、日本の女子チーム(伊藤美誠、石川佳純、平野美宇)は台湾代表(鄭先知、陳思羽、鄭怡静)と対戦し、3−0の完勝。ベスト4進出を果たした。

 第1試合のダブルスで、石川/平野ペアが鄭先知/陳ペアを3-0で難なく下すと、続くシングルスで伊藤が鄭怡静とのエース対決に3-0のストレート勝ち。最後は、平野が1ゲームを落したものの、3−1で陳を破り、第5シードに快勝を収めた。

 試合後、TVインタビューを受けて、取材エリアにやってきた3人の表情は充実そのもの。まず平野が「今日はダブルスが大事だと思っていた。1ゲーム目から石川さんが声を掛けてくれて、自信を持ってプレーすることができたので、ダブルスはとてもよかったと思います」とコメントした。

【PHOTO】悲願の団体金メダルへ!石川佳純、張本智和、伊藤美誠ら、日本の卓球界を引っ張る選手を一挙紹介! 続いて、キャプテンの石川は「チームワークは凄くいいと思います。みんないいプレーができている。明日(香港との準決勝)は今日よりも苦しい試合が待っているかもしれませんが、しっかり準備して、楽しんで思い切って相手にぶつかっていきたい」と意気込みを語った。

 最後に、「足が動いているように見えるが、自身の感覚は?」という質問を受けた伊藤にマイクが渡り、「はい」と答えるとまさかの大音量。「めっちゃ、でかいんだけど」と驚くと、石川と平野も「びっくりした」と爆笑し、周囲も笑いに包まれた。

 その後、伊藤が“マイクなし”で「接戦の中でも思い切った、自分らしいプレーをすることができた」と話している間も2人は笑いが収まらず、記者陣からマイクの使用を求められると、石川が「聞こえないって」とレポーターのようにマイクを差し出すシーンも。20歳のエースは、「相手に流れが持って行かれそうでも、自分のペースに持っていくことができた」と笑いながら締めくくった。

 まさに3人の仲の良さが窺い知れる一幕。“3人娘”の快進撃は、まだまだ終わらない。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)