8月4日に行なわれた東京五輪・野球の準決勝で、日本は宿敵・韓国を5対2で撃破。決勝進出を決め、2004年のアテネ五輪(銅メダル)以来のメダル獲得(銀以上)が決定した。

 3回に坂本勇人(巨人)の犠牲フライで1点を先制した侍ジャパンは、5回に吉田正尚(オリックス)の二遊間を破るタイムリーヒットで加点。だが、5回まで8奪三振と好投を見せていた先発の山本由伸(オリックス)が6回に3連打を浴びて1点を返されると、救援した岩崎優(阪神)もタイムリーを打たれ、同点に追い付かれる。

 しかし、2対2で迎えた8回、2死満塁のチャンスで山田哲人(ヤクルト)がフェンス直撃の3点タイムリー2塁打を放ち、勝負を決めた。
  試合後、韓国の通信社『聯合ニュース』のキム・キュンヨン記者に、日韓戦の印象を訊くと、「最も衝撃を受けたのは、17番の先発投手(山本)ですね」と語り、こう続けた。

「彼とは、2019年のプレミア12で対戦しています。1回しか投げませんでしたが、あっという間に3者凡退に抑えられました。その時より、さらに良くなっていた」

 そして、「ヤマダも素晴らしいバッティングをしましたが、それよりも韓国の継投策がおかしかった」と自軍の采配を嘆いた。

「韓国は細かい継投で繋いできたのに、なぜヤマダのところでピッチャーを代えなかったのか。みんな疑問に思っているし、ファンも怒るだろう」

 その韓国は、5日のアメリカ戦に勝てば、再び決勝で日本と相まみえることになる。ライバルに負けたショックを一日で立て直せるかが、カギとなりそうだ。

取材・文●江國 森(THE DIGEST編集部)

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