「彼は現代のバンビーノ(ベーブ・ルースの愛称)だ」

 これは去る9月15日に米老舗誌『Time』が選定した「世界で最も影響力のある100人」のなかで、元ニューヨーク・ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲスが、大谷翔平に寄せた言葉だ。
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 MLB通算696本塁打を放った稀代のスラッガーは、それこそルースしか成しえていない「二桁本塁打・二桁勝利(1918年)」の偉業に迫る異能の日本人を素直に称えたのである。

 さらにロドリゲスは、「そのバンビーノでさえ、シーズンに20盗塁を成功させ、40本以上も本塁打を打ち、100マイル(約160キロ)のボールは投げられなかった。それができるのはショウヘイ・オオタニだけだ」とも褒めちぎった。しかし、その賛辞が思いもよらぬ反発を受けている。

 スーパーレジェンドの大谷評に異論を唱えたのはカルロス・ゴメスだ。かつてミルウォーキー・ブリュワーズなどで活躍した強打者である。

 現地時間9月18日、ドミニカ共和国・メディア『Z101 Digital』のエクトル・ゴメス記者とのインスタライブ内で、ゴメスは「現時点でブラッディ(ブラディミール・ゲレーロJr.)のほうがはるかにMVPにふさわしいと俺は思っている」と主張。そのうえで、大谷を称賛したロドリゲスを猛烈に非難した。

「俺たちドミニカ人の多くは彼(ロドリゲス)を評価しすぎていると思う。ドミニカ人が絡む議論があるたびに、彼は反対側に立っているのに、だ。ありえないよ」
  歯に衣着せぬ発言でなにかと物議を醸す35歳は、ロドリゲスの意見に反するように、大谷についても論じている。

「たしかにオオタニが歴史的なことをやっているのは分かる。それは誰もが知っていることだ。でも、だからって彼にMVPを与える理由にはならないだろ」

 目下、アメリカン・リーグのMVP争いは熾烈を極めており、いまや二刀流戦士の大谷と史上最年少での三冠王を狙うゲレーロJr.で評価は二極化しつつある。日夜さまざまな議論がかわされているトピックに、ゴメスも一石を投じた格好だ。

 今季のMVPははたして誰の頭上に輝くのか。シーズン最終盤、その注目度は例年にないほどの高まりを見せている。

構成●THE DIGEST編集部
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