“二刀流”として異彩を放つ大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の圧巻の投球に、現地の記者らはMVPを確信しているようだ。

【動画】大谷が吠えた!満塁のピンチを三振で切り抜けた様子をチェック

 今シーズン最後のオークランド・アスレティックス戦となった現地9月19日、先発を任された27歳は、8回108球を投げ、被安打5、2失点、今季自己最多に並ぶ10奪三振と奮闘。しかしチーム打線に勢いがなく「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業達成はお預けとした。

 3、4回にソロ本塁打を許した大谷だが、この日は伝家の宝刀スプリットを武器に三振の山を築いた。この勝負球で7回には三者三振。8回には満塁場面で、この日一発を放ったマット・チャップマンに打席が回るという窮地に立たされたサムライだが、キレキレの魔球で空振り三振に切り抜けた。

 この快投にファンは熱狂。現地メディアでも大々的に取り上げられており、エンジェルス公式ラジオの司会者トレント・ラッシュ氏は、「オオタニのMVPに異議がある方は、今日のオークランドの登板試合を見て!」と訴えた。
  現在アメリカン・リーグのMVP有力候補として大谷は、毎日のようにメディアに取り上げられているが、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)やサルバトール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)に本塁打数を抜かれ、意見が割れ始めている。そんな中、“投手”大谷が目を覚ますような力投を見せたのだ。ラッシュ氏は、MVPを取るための条件を以下のように伝えた。

「10勝は意味がない
ホームラン王も意味がない
エンジェルス記録も意味がない」

 この条件を踏まえた上で、「ショウヘイは十分にやったよ」と称えた。2001年イチロー氏以来日本人選手2人目のMVP受賞は叶うだろうか。103年ぶりの快挙、さらには本塁打王タイトル争いなど、残り13試合のパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部 

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