45号弾を放って以降、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は3試合連続で勝負を避けられ続け、四球の数はブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)が保持するMLB最多記録に並んだ。

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 現地9月21日のヒューストン・アストロズ戦で10試合ぶりにアーチを描いた27歳。この一発が出るまでは難しい球に手を出し、三振やゴロに打ち取られるケースが増加し苦しんでいたが、ようやく復活の狼煙を上げたところだった。

 ただ、レギュラーシーズンはすでに佳境。ポストシーズン(PS)進出を目指すチームにとっては毎試合が大一番だ。地区優勝が決定的なアストロズは、PSでホームアドバンテージ(本拠地で多く試合を行なう権利)を得るために、勝率を伸上げようと躍起になっている。ワイルドカード争いでPS進出を目指すシアトル・マリナーズもまた、絶対に負けられない試合が続いているのだ。

 勝利にこだわるチームにとって大谷は脅威の選手で、極力対戦を避けたいようだ。ホームラン後の22、23日のアストロズ戦では、それぞれ4つと3つの四球を与えられると、24日のマリナーズ戦でも4打席連続で四球と、3試合15打席で実に11個のフォアボールで出塁しており、2016年にハーパーが生んだ記録に並んだ。

 現在、本塁打トップのブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)とサルバトール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)を1本差で追う大谷のファンやエンジェルス側のメディアは物足りなさを感じている。そんな中で、米スポーツ専門局『ESPN』のリポーター、アルデン・ゴンザレス氏は、大谷に最大限の賛辞を贈っている。
 「ショウヘイ・オオタニはブラッディ(ゲレーロJr.の愛称)の様にホームランを打つし、タティースJr.の様に盗塁を決めるし、シャーザーのように三振を奪う。そして今やソトのようにフォアボールを選ぶ」

 現場を仕切るジョー・マッドン監督も相手の戦略に理解を示した上で、「出塁すれば盗塁などで得点に絡むなどチームに貢献できるし、それを彼はする必要があるんだ」と望んでいる。

 残り8試合で一発お見舞いする姿にも期待したいが、チームのために出塁してチャンスをつくるのも重要な仕事だ。MVP選出時には“選球眼”もプラスの要素として働くに違いない。

構成●THE DIGEST編集部 

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— Bally Sports West (@BallySportWest) September 24, 2021