またしても、韓国テレビ局による不適切な放送内容が物議を醸している。

 問題発言が飛び出したのは、アメリカで開催されている「世界アーチェリー選手権」の実況放送中だ。ここで韓国の放送局『KBSN』のアナウンサーが暴走する。まずは混合戦に登場したキム・ウジンとアン・サンに対して、両者を同等に扱わず、男性の前者が女性の後者を導くオッパ(お兄さん)であると表現した。さらにアン・サンとキム・ウジンが戦った女子個人戦では、両選手に終始敬称を用いず、いわば“タメ口”で解説を行なったという。
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 加えて、件のアナウンサーはアン・サンとキム・ウジンがそれぞれ7点、8点をマークした際に「最悪だ」「これはなんだ?」と揶揄するコメントも発した。アン・サンは東京五輪で女子個人、女子団体、混合の3種目すべてで金メダルを獲得した、いまや韓国の国民的英雄である。結果的に今回の世界選手権では、女子個人こそ銅メダルに終わったが、女子団体と混合で金メダルを奪取した。

 韓国全国紙『東亜日報』によると、一連の放送内容に不快感を覚えた視聴者が、同局の親会社である公共放送『KBS』の視聴者権益センターに「KBSNの男性アナウンサーはアーチェリーの選手たちに謝罪せよ」とのタイトルが付いた請願を申請。「スポーツの実況解説をする資格がまったくない。選手たちに失礼であり、不快に感じた視聴者にも謝罪すべきだ」と怒りを露わにした。
  公共放送であるKBSの同センターは、ひとつの請願に対して1000件を超える同意があった場合になにかしらのリアクションをしなければならないが、火曜日夕方の時点でその数は3000件をゆうに超えていた。そして夜になってKBSNは急きょ、謝罪声明を発表するに至ったのだ。

「KBSNスポーツの世界アーチェリー選手権中継で、不適切な表現がなされたことに関して、アーチェリー韓国代表チームおよび視聴者の方々に心からお詫び申し上げます。今回の一件を契機に、これからの番組制作にあってはアスリートの努力を尊重し、視聴者の方々の期待に応えられるように最善を尽くします」

 こうしたスポーツファンの反発には伏線があった。先週末、東京五輪で4位に躍進した韓国女子バレーボール代表チームが韓国テレビ局『MBC』のバラエティートーク番組に出演。キム・ヨンギョン主将ら主力6選手に対して、司会を務めた番組MCがタメ口で不遜な態度を取り続け、しきりに選手たちを指さすなどしたため、視聴者から「酷い司会者」「いったい彼は何様のつもりだ」「選手を見下しているかのようで不愉快」と、非難の嵐が吹き荒れたのだ。 この『MBC』は東京五輪期間中に何度もトラブルを巻き起こし、世界中から猛バッシングを浴びた放送局だ。

 同局は五輪の開会式中継で、入場してくる出場国に対して非礼な画像やメッセージを付けて物議を醸した。ウクライナ選手団のところでチェルノブイリ原発事故の写真を挿入したのを筆頭に、エルサルバドル選手団にビットコイン画像を貼り付け、マーシャル諸島選手団に「昔の米国の核実験場」、シリア選手団に「内戦が10年継続中」とのキャプションを付ける。ハイチ選手団の場面ではあろうことか、「大統領暗殺で政局は霧の中にある」との一文を添えた。

 男子サッカーの韓国vsルーマニア戦では、韓国の先制点が相手選手のオウンゴールによって生まれたとき、テロップに「ありがとう、マリウス・マリン」との言葉を掲載。国内外から批判が殺到した事実を受け、同局のパク・ソンジェ社長が謝罪会見を開いて再発防止に努めると約束したが、その後も暴走は止まらなかった。

 柔道男子の73キロ級でアン・チャンリムが銅メダルを獲得した際に、実況アナが「私たちが望んだ色のメダルではないんですがね」とくさすと、今度は女子バレーボール界のレジェンドにも迷惑をかける。

 7月31日の日韓戦に勝利したあと、MBCはキム・ヨンギョン主将のインタビューをYouTube公式チャンネルで放送。その際に画面上のテロップに文字で示された質問は、「サッカーも野球も負けてしまい、バレーボールだけが勝ちましたが?」だった。それに対してキム・ヨンギョンは「ありがとうございます、とても満たされた気持ちです」と返答したのだが、これではヨンギョンが他競技の選手・チーム対してリスペクトを欠いたように聞こえる。だがのちに、実際の記者の質問が「国民に希望を与えましたね」だったことが判明。ニュアンスはずいぶん異なるだろう。
  極めつけが最終日の男子マラソンだった。ケニアから韓国に帰化したオ・ジュハンは15キロ付近で無念のリタイヤとなったが、中継の解説者が「ああ、なんてことだ。私は彼がメダルを獲ると断言してきたんですよ。それなのに……。完全に冷水だ。冷水を浴びせられましたよ!」とまさかの叱責。さらに実況アナウンサーも「なによりもメダルとレースこそが重要」と追随し、あろうことかオ・ジュハンに“ダメ出し”をしたのである。

 呆れてものが言えないレベルだ。旧態依然としたテレビメディアに対して、韓国スポーツファンの不信感も頂点に達したのだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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