歴史的なシーズンを謳歌した男への賛辞は、レギュラーシーズンが終わったいまも収まる気配がない。MLBでの4年目を終えた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。

 二刀流戦士として持てる力を存分に発揮した1年だった。打ってはアメリカン・リーグ本塁打数3位の46本に加えて、100打点、103得点をマーク。投げても130回1/3で9勝2敗、防御率3.18、156奪三振という驚異的な成績を残し、あのベーブ・ルースでも成しえなかった投打5部門での「100超え」も達成した。
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 球史に堂々とその名を刻み、目下、ア・リーグMVPの最有力候補にも挙げられている。そんなカリスマの存在感は、アメリカで薄れるどころか、むしろ強まっている印象だ。10月13日、ダン・パトリック氏が司会を務める米放送局『FOX Sports』のポッドキャスト番組「Dan Patrick Show」に出演したベテラン記者、ティム・カークジャン氏は、往年の名マルチプレーヤーの名を出し、こう切り込んだ。

「オオタニにはいずれ殿堂入りのチャンスが舞い込むと思う。少し話は逸れるが、私はボー・ジャクソンが大好きなんだ。彼のあらゆるエピソードがお気に入りで、実際に目にしたプレーも忘れられない。そんなに私にとっても、オオタニはボー・ジャクソンより打者としても、ピッチャーとしても間違いなく凄い。だから、殿堂入りできる可能性は高いと見ているよ」
  ボー・ジャクソンとは、MLBとNFLでオールスターに出場した史上唯一の“二刀流”スターだ。そんなスポーツ界でエポックメーキングな旋風を巻き起こした偉人と大谷を比較したカークジャン記者は、「オオタニならいずれ投打のどちらかに専念するようになっても問題なく殿堂入りできる」と自信を持って太鼓判を押し、さらに熱く論じた。

「そういう(殿堂入り)選手になるチャンスは絶対にある。もしもこの先、オオタニが打つほうに専念したいと言ったなら、いま以上にホームランの山を築くだろう。彼は盗塁も凄いし、守備でも平均をほるかに超えるレベルにあるから、MVP級の野手にだってなれる。その逆で投手に専念しても、防御率3.00以下で20勝はいけると思うんだ」

 これまでも殿堂入りのスターたちと比較され、絶賛されてきた大谷。今後もこうした後押しに応え、ハイパフォーマンスを提供できるか。来シーズン以降の活躍がいまから楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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