MLB挑戦4年目。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の名は、日米のみならず世界規模で認知されるようになった。

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 開幕から快進撃を続けた今季の活躍は、凄まじいポテンシャルを世に知らしめるには十分すぎるものがあった。打っては本塁打王争いにも参戦する46ホーマーを記録。投げても23先発で130.1回、防御率3.18、156奪三振を記録。あのベーブ・ルースが1918年に達成して以来、誰も手の届かなかった「2桁本塁打・2桁勝利」の偉業にも1勝と迫った。

 数々の「史上初」「○年ぶり△人目」という快挙を成し遂げた大谷は、“野球の神様”と言われた男の領域にも近づいた。ゆえにブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)やサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)といったライバルを抑えて、アメリカン・リーグMVPを受賞すると考えられている。

 日本人では2001年のイチロー以来となる受賞を推挙する声は、米国内でも熱烈に支持されている。現地時間10月14日に「オオタニの独自性はゲレーロJr.よりもMVPにふさわしい」とした米経済誌『Forbes』は、「エンジェルスにとっては残念なシーズンとなったが、投打の両面で輝きを放ったオオタニの“芸術”には、誰もが目を止めた」と絶賛。MVPレースで優位とする理由を次のように論じた。

「今季のオオタニは決して平均レベルの選手ではなかった。打者としては稀有なレベルにありながら、投手としてもトップ10には入る実力を示して見せたのだ。それは単純に考えられないことだが、彼にとっては当たり前のようだった」
  さらに「三振の多さが目に付くが、オオタニにはそれを補ってあまりあるほどの天性のパワーがある。その証拠にライナーの平均速度100.7(約162キロ)は、ジャッジとゲレーロJr.よりもはるかに上だ」と強調した同誌は、こう結論づけている。

「今季の彼は唯一の懸念材料だった耐久力も証明するようにマウンドでもすべてをこなし、チームのエース格となった。自由を与えたエンジェルスは間違っていなかった。相手を牛耳る力は球界屈指であり、彼は野球界の考えを根本から変えたのだ。今季のオオタニにはMVPを与えるだけでは不十分である」

 同誌の指摘する通り、野球界の常識を根底から変えてしまった感のある大谷。MVPの獲得が確定的となったいま、来シーズン以降の活躍に対する期待は膨らむ一方だ。

構成●THE DIGEST編集部

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