27歳のルーキーは、“メジャーの壁”にぶつかっている。シカゴ・カブスの鈴木誠也だ。

 開幕からとにかく打ちまくった4月は、文字通りのロケットスタートだった。シーズン最初の11試合では打率.414、4本塁打と目に見える結果をマーク。当時の鈴木に対する現地メディアの報道も、年間の新人王も疑いなしというようなものが目立った。
【動画】スランプの原因!? 米メディアも疑念を抱く鈴木誠也の見逃し三振シーン

 21試合で打率.279、出塁率.405、長打率.529、OPS.934と上々の成績をマークした鈴木は、2018年9月の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)以来7人目の月間最優秀新人に選出された。

 しかし、そこから勢いは止まった。4月末に入ってから相手の警戒が強まると、打撃は一気に低迷。直近15試合での成績は打率.192、出塁率.263、7打点と、めっきり冷え切っているのだ。そんなサムライの“スランプ”には、米専門メディア『Bleacher Nation』も疑念を抱いている。

 日夜、カブスの情報を発信し続けている同メディアは、「唯一の原因とは言わないが、こういうことが起こり続けるのは全く助けにならない。彼自身のストライクゾーンを打ちにいけなくなる」と、不振の一因にボールゾーンも「ストライク」とする球審の厳しいジャッジがあると指摘した。
  さらに「直近25試合でのストライクのスイング率がわずか11%。この間の三振率は35.1%だ」と鈴木の見逃しの割合の多さを指摘した同メディアは、「ストライクゾーンを見逃しているからこそ、三振が問題点として浮き彫りになっている」と断言。そして、こう続けた。

「直近11試合のwRC(リーグ平均を100で算出した得点創出力)105は、スズキにとって復活に向けた前向きな兆候なのかもしれない。だが、それでもその間の三振率は36.6%と高すぎる」

 たしかに鈴木は開幕以来、新人に対して判定が厳しくなるメジャーの“慣例”を受けているシーンも目立っている。それによって本人がゾーンに戸惑いを抱いている感も否めない。ゆえに『Bleacher Nation』の言う通り、ゾーンを広げてボールに手を出せれば、持ち前のパワーで必然的に、以前のような“打ち出の小槌状態”が戻ってくるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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