おもわず球場全体が「おぉ〜」と沸くワンシーンだった。

 接戦のなかでのワンシーンはヒヤッとする場面だった。現地時間7月6日に行なわれているマイアミ・マーリンズ戦で、ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平が、3回1死無塁で相手3番のギャレット・クーパーと対峙した時である。

 ボールカウント1-2からの5球目にマウンドの大谷は、89.7マイル(約144.3キロ)のスプリットを投じる。すると、見事に外角低めに決まったボールに強振したクーパーのバットは空を切るとともに、三塁の自軍ベンチ方向へとポーンと飛んでいったのだ。

 幸いにもバットはベンチの手前で失速し、誰にも当たらずに怪我人はいなかった。だが、クーパーの手からすっぽ抜けた瞬間に大谷も驚いた表情を浮かべ、相手チームながら三塁ベンチを気にする素振りを見せるほど、緊張の走ったシーンではあった。
  バットがすっぽ抜ける場面は、野球界ではたまに見かけはする。だが、驚いた大谷が目を丸くした表情も含め、現地メディアでは早くもクローズアップされている。

 米放送局『FOX Sports』でアナリストを務め、大の大谷マニアとして知られるベン・バーランダー氏は自身のツイッターで「ショウヘイ・オオタニほどファンや相手選手の安全を気遣う選手はほかにいない」と称賛。また、米野球専門メディア『Talkin Baseball』は、「クーパーを空振り三振にとってからのショウヘイの珍しいリアクションだ」と切り取った。

 なお、相手チームを気遣いながら好投を続けた大谷は、7回(100球)を投げ、被安打2、10奪三振と好投。チームも5対2で勝利し、自身8勝目を挙げた。

構成●THE DIGEST編集部

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