現地時間8月9日、敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・投手」でスタメン出場した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、6回、被安打4、5奪三振を記録。7回に今季25号ソロを放ち、自ら勝利を手繰り寄せた28歳は、1918年ベーブ・ルース以来104年ぶりの“2桁勝利&2桁本塁打”の快挙を成し遂げた。

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 同偉業に4度目の挑戦となったこの日、毎回ランナーを出す苦しい展開ではあった。3回には左足に強い打球を受けるなどアクシデントも起きたが、それでも無失点投球を続けた。味方の援護もあり4対0とリードした7回には、先頭打者として第4打席に入ると、2番手左腕サム・セルマンのスライダーを右中間スタンドへと運んだ。

 これでメジャー通算118本塁打とした大谷は、イチローを抜いて日本人歴代単独2位に浮上。さらに続く8回1死満塁の好場面でも打順が回ってきたが、ここで代打フィル・ゴスリンが送られ、この日はお役御免となった。
  しかし、前の打席で一発を放ったサムライの退き方に不満を持つファンが後を絶たなかった。「代打を送るなんて馬鹿げている」と怒りの声を受けた地元紙『Orange County Register』のジェフ・フレッチャー記者は、「オオタニには、イニングが始まる前に今夜は終わりだと伝えたのだろう。満塁になった後に彼を打たせないと判断したとは考えにくい」と説明した。

 またMLB公式『MLB.com』のアスレティックス番記者マーティン・ガレゴス氏は、「オオタニの打席に代打が送られると、文字通りファンは球場を後にした」と情景を描写している。

 異次元のパフォーマンスで並みいるメジャーリーガーを凌駕するサムライ。2年連続ア・リーグMVPを目指す彼のプレーを楽しみにするファンは、敵地においても少なくはないようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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