球史に燦然と輝く大偉業が達成された。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月9日、敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦に「2番・投手」で先発出場すると、投げては6回無失点で今季10勝目をマーク。打っては7回に今季25号となるソロ本塁打を放った。これでシーズン2ケタ勝利&2ケタ本塁打に到達し、1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業を歴史に刻んでみせた。

 試合終了後、日本ではNHKなどで速報が流れるほど大きなニュースとなったが、もちろん現地でも称賛の声が上がっている。そして、その中には、偉業を“食らった”相手チームの地元放送局もいたほどだ。

 アスレティックスの地元放送局『NBC Sports California』は、「A'sは敗れはしたものの、投打両方でオオタニをフル体験した」と題した記事を掲載し、大谷の活躍を讃えているのだ。
  大谷が左足に打球が直撃するアクシデントがありながらも6回を無失点に抑え、7回に一発を放つ投打二刀流での活躍を、同紙は「アスレティックスにとっては不幸ではあったけれども、オークランド・コロシアムの夜にオオタニを余すことなく体験できた」と表現。

 さらに、指揮官のマーク・コッツェイによる「オオタニは自身のアスリート能力を、その才能を遺憾なく証明してみせた」「こんなことができるのはオオタニだけだよ」といったコメントも引用し、大谷が示したパフォーマンスの傑出ぶりを最大限に脱帽しきりだった。

「オオタニの歴史的な夜がコロシアムの主役になった」。同紙は最後にこう締めくくった、応援しているチームが敗れたにもかかわらずだ。大谷が本塁打を打った時、敵地にもかかわらずスタンディング・オベーションに近い雰囲気となり、代打が送られた後は球場を後にしたファンも多かった。“主役”を見るためにファンが集まったということだろう。

 言うまでもないが、燦然と輝くパフォーマンスを続ける大谷が、球界の主役となっているのは、何もこの日に限った話でもないのだが。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】昨季はMVPを獲得!更なる飛躍を目指しMLB2022シーズンで躍動する大谷翔平を特集!

【関連記事】「104年ぶりの2桁勝利&2桁HR」「イチロー超えの118号」など続々達成。大谷翔平の偉業から見る「偉才」の価値<SLUGGER>

【関連記事】「大谷のトレード価値は今後下落するだろう」現地メディアがエンジェルスを夏の移籍市場の“負け組”に挙げる理由<SLUGGER>