メジャーリーグで起きた“走塁妨害”が、波紋を呼んでいる。

 現地時間8月12日のシカゴ・ホワイトソックス対デトロイト・タイガース戦だ。スコアボードに0が並ぶ6回裏。先頭打者ルイス・ロバート(ホワイトソックス)がショートへの内野安打で出塁した。

 続くホゼ・アブレイユの打席で、ロバートが二盗を仕掛けると、すぐさまタイガースの捕手は、それを阻止しようと二塁へ送球。ロバートはヘッドスライディングを仕掛けるもベースに手が触れる前で、カバーに入ったセカンドのジョナサン・スコープにタッチアウトにされた。

 ところが、米データシンクタンクの『Codify Baseball』は、「内野手にとっては守らなければいけないけど、こんなことが許されるのは嫌だ」と、同シーンのスロー映像を添えて問題を指摘した。

 同動画をチェックすると、スコープはタッチされないように自身の足でベースを覆い隠していたのだ。一度はボールを捕球しそびれたスコープだが、ロバートが必死にベースに触ろうとしている間に、ボールを拾いタッチした。この接触プレーでロバートは左手首を捻挫し、試合を退いた。
  同プレーはSNS上で瞬く間に広がり、物議を醸している。米専門メディア『Bleacher Nation』は、「ボールがなければブロック出来ないし、または捕球するためにベースを塞ぐものでないといけない」とルールを説明したうえで、「これは合法であってはならない」と抗議。

 またホワイトソックス専門メディア『Southside Showdown』ヴィニー・パリス記者は、「ルイス・ロバートが怪我をすると、彼は軟弱でガラスでできていると言われるけど、あれは汚いプレーであり許されるものではない。ムカつく」と憤慨する。

 ロバートはX線検査の結果、骨に異常がないことが判明している。とは言え、こうした大きなケガに繋がり得る危険なプレーに対し、球界の様々な方面から厳しい目が注がれているのは確かだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「合法であってはならない!」問題の走塁妨害シーンをチェック

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