現地時間9月27日、アルゼンチン代表はアメリカ・ニュージャージー州ハリソンのレッドブル・アリーナでジャマイカ代表と国際親善試合を行ない、3-0の快勝を収めた。

 序盤から主導権を握った「アルビセレステス」は、13分にラウタロ・マルティネスの突破から、折り返しをユリアン・アルバレスが詰めて先制。以降は敵陣で多くの時間を過ごしながらもなかなか次の1点が奪えずにいたが、56分に登場したリオネル・メッシが幾度もチャンスに絡んだ後、87分に中央からドリブルで突き進んでシュートをゴール右隅に叩き込んで加点、さらに2分後には自ら倒されて得た好位置でのFKをゴール左隅に突き刺し、ダメを押した。

【動画】アルゼンチンが35戦無敗を継続! メッシが鮮烈な2発(〜7分26秒)  同じく3-0の勝利を収めたホンジュラス戦から中3日の試合ということで、ベンチスタートとなったメッシだが、彼にとってはその力を示すのに30分強のプレー時間でも十分であり、4日前の一戦同様に2ゴールを決め、改めて大エースとしての存在感をハイレベルなプレーによって示してみせた。

 代表キャップ164で90ゴール目と、いずれもアルゼンチン代表の記録を更新し続ける35歳は、SNSで自身のプレーや喜びの場面などの写真を公開するとともに、「我々は新たな勝利と多くの希望を持って、米国に別れを告げた」と投稿。この2連戦で大きな手応えを掴んだことが、ここからも窺える。

 好調を維持するメッシだが、アルゼンチンも同様であり、このジャマイカ戦の勝利によって連続無敗が35まで伸び、ブラジル(1993〜96年)とスペイン(2007〜09年)の記録に並んだ。ちなみに、この勝利の内訳はワールドカップ(W杯)予選17試合(11勝6分け)、コパ・アメリカ8試合(6勝2分け)、国際親善試合9試合(6勝3分け)、そしてフィナリッシマ(南米王者として欧州王者イタリアとの対決/勝利)である。

 次にアルゼンチンが目指すのは、イタリアが保持する37戦連続無敗の世界記録の更新だが、そのためには11月18日の国際親善試合UAE戦、そしてカタールW杯のグループリーグ初戦のサウジアラビア戦、第2戦のメキシコ戦までは敗戦を回避する必要があるが、現在の調子を考えれば、これは実現の可能性が非常に高いと言えよう。

 アルゼンチンの日刊紙『Ole』は、「2か月を切ったカタールW杯に向けて、他のアルゼンチン代表選手たち同様、メッシは純粋に希望を抱かせる」と、1986年以来の世界制覇に期待を寄せているが、欧州の列強が揃って足踏み状態にある今、史上初の中東でのW杯では同じ南米のブラジルとともに、アルゼンチンを優勝候補筆頭に推す声は少なくない。
  そして、ロンドンを拠点にする株式仲買人ヨアヒム・クレメント氏が確立し、過去2大会においてW杯優勝国を当てた予測モデルにおいても、アルゼンチンが決勝でイングランドを下すと予想されている。これは、数千試合のデータを基にした代表チームの強さを示す変数の他、その国の様々なデータ(人口、GDP、気候など)も考慮されているものである(経済専門サイト『Business LIVE』より)。
  クレメント氏は、この予測には偶然の要素も含まれていることを認め、「当たれば私のスキルのおかげ、間違っていれば誰かのせいだ」とも語っているが、2014年ブラジル大会で、それまで南米大陸での大会において一度も勝ったことのなかった欧州勢(ドイツ)の勝利を的中させたことで話題を集めた実績があり、予想が難しい初の中東での大会ではどうなるかが興味深いところだ。

 メッシにとっておそらく最後となると思われるW杯に向けては、アルゼンチン側も最大限の準備を済ませて本大会に臨むつもりであり、スポーツ専門サイト『Sports Mole』によれば、サッカー連盟は選手が所属するクラブに対して、(W杯のために)中断する前のリーグ戦の最後の節で選手を休養させるよう要請するとのことである。もっとも同メディアは、各クラブから拒否される可能性が高いとも綴っているが……。

構成●THE DIGEST編集部
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