11月28日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)グループステージ(H組)第2戦で、韓国代表はガーナ代表と対戦。前半で奪われた2点のビハインドを一度は追い付いたものの、68分に勝ち越しを許して2-3で敗れた。

 ゴール直前に相手のハンドが見逃される形となった失点シーンを含め、判定にも泣かされた韓国。3大会ぶりのグループ突破を果たすうえでも、絶対に負けられなかった一戦を落としたがゆえに、試合終了直後の選手たちは一様に肩を落としていた。

 そんなアジアの精鋭たちとは対照的だったのが、今大会初白星を飾ったガーナだ。選手たちはもちろん、チームスタッフも接戦を制した歓喜に沸いた。そして、ひたすらに上機嫌だった彼らの振る舞いが物議を醸してしまう。

 試合直後だった。両膝に手をついてうなだれていた韓国代表FWのソン・フンミンのもとに歩み寄ったガーナのスタッフが、あろうことかセルフィー写真を撮影。顔を歪める相手エースをよそに、笑顔で写真に写ったのだ。

 撮影後も試合結果に打ちひしがれたソン・フンミンが目を潤ませていたのもあり、ガーナのスタッフたちは、非難の的となった。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は「ソン・フンミンと自撮りをしようとしたガーナのありえない非マナー」と打ち、問題の場面を次のように描写している。
 「敗戦に対するショックから呆然としていたソン・フンミン。打ちひしがれる彼に気づいた数人のガーナのコーチたちは韓国のエースを慰めた。しかし、この時に彼らは手に持っていた携帯電話で写真撮影をしようとお気楽にポーズをとっていた。咄嗟に表情を強張らせたソン・フンミンは、すぐに後ろを向き、敗北の苦渋に耐えていた」

 さらに同紙は国内で沸き上がった怒りの声も紹介している。

「ソン・フンミンがいかに世界的なスター選手であるかを物語るワンシーンではあった。だが、韓国国内ではガーナに批判が上がった。ファンの大半は『不道徳な行為だ』『気を遣ってくれ』『火に油を注ぐ気だ』『写真を撮りたい気持ちは分かるけどやりすぎ』とネガティブな声をSNSに投稿している」

 撮影を試みようとした直後のソン・フンミンの反応を見て、申し訳なさそうな表情を浮かべていたガーナスタッフにおそらく悪気はない。しかし、そのタイミングはナンセンスと言うほかにない。目の前にワールドクラスのスターがいたとはいえ、もう少し自重できなかっただろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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