ボストン・レッドソックスと5年契約に合意したと米国で報じられた吉田正尚。そのニュースは瞬く間に広まり、球界に衝撃を与えた。というのも5年9000万ドル(約122億4000万円)は、昨オフに同じくポスティングでシカゴ・カブスに入団した鈴木誠也を上回る契約だったからだ。

 もちろん吉田も球界屈指のスラッガーである。2015年ドラフト1位でオリックスに入団してから着実に力をつけ、今では豪快なバットと選球眼の良さでチームに貢献している。今季は打率.335、21本塁打、OPS1.008、得点圏打率.367で日本一の立役者になった。

 しかしこの契約金に疑問を覚えた米放送局『ESPN』は、球団スカウトや幹部にアンケートを実施し、リアルな声を聞いた。すると「高すぎると感じる。私が思うに贅沢すぎる」「彼らが支払った半分以下の価値だと思う」「言葉もない」と手厳しい意見があったようだ。

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 一方ライバル球団のとある幹部は、「我々の評価では、彼は本当に打てる。ちょっとリッチな感じはするけど、完全に払い過ぎというわけではない。もし、その打棒が欲しければ契約する」と妥当であったとコメントする。
  だが同ライバル幹部は、「守備は楽観視できない」と声を曇らせた。そして「フェンウェイ・パークで左翼手として81試合以下の出場だとしたら少し痛手かもしれない」と指摘し、「右翼が広いフェンウェイでは中くらいのパワーの左打者が必ずしも力を発揮できるわけではない」と課題を口にしている。

 これらの意見を受け、同メディアは「プラトーンプレーヤーになる可能性が高く、もし彼の役割がそうであるなら、少なくとも契約の半分しかカバーすることができない」と酷評した。

 2022年はアメリカン・リーグ東部地区最下位で終わったレッドソックスに対し、「どれだけの資金があるのか?それをどう使うつもりなのか?」「ヤンキース、レイズ、ブルージェイズに追いつくことを期待していいのか?やるべきことはまだある」とも記しており、彼の補強に満足していない様子だ。

 一部では「高すぎる」とも言われた吉田の契約金。そんな雑音をよそにサムライの意地を米国で見せてほしいものだ。

構成●THE DIGEST編集部


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