電撃トレードで加入した名門ロサンゼルス・レイカーズで華々しいスタートを切った八村塁。そんな24歳の若武者に対するレジェンドの率直なコメントが物議を醸した。
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　事の発端となったのは、現地時間１月25日に放送された米放送局『TNT』のハイライト番組内で、元レイカーズのシャキール・オニールが発した八村への持論だ。

　23日にトレードでワシントン・ウィザーズから加入した八村は、移籍からわずか２日後に行なわれたサンアントニオ・スパーズ戦で新天地デビュー。21分31秒間のプレーで、12得点、６リバウンドをマーク。チームの勝利（113−104）に小さくない貢献を果たした。

　2000年から３連覇を達成し、そのすべてでファイナルMVPを受賞したレイカーズOBでもある“シャック”ことオニール。人気コメンタリーでもある彼は、当然、古巣に加わった日本人選手についてのコメントを求められた。しかし、50歳の重鎮は「トップ10の選手でもない限り、俺は知らない。そもそも俺があんな子を知っているわけないだろ」とキッパリ。あ然とする周囲を尻目に、こう続けた。

「リスペクトをしないわけじゃないが、あいつのプレーは見たことがない。健闘を祈ってはいるけど、知らなかった。すまないね。俺はブレッツ（ウィザーズの前名称）やウィザーズの試合は見ない」
 　さらに「じゃあ、おまえは（ウィザーズの）試合を見ているのか？」と共演者にムッとした態度で言い切ったオニール。おそらく言葉に他意はなく、往年のスーパースターらしい率直な言動ではある。だが、やはりコメンタリーとしてはいただけない。無論、彼の言動はSNSを中心にあっという間に炎上した。

　さまざまな人々がオニールの上から目線な物言いに苦言を呈した。アメリカのプロレスラーで、大のNBAマニアでもあるアンドリュー・エバレットが「シャックはこんな態度でかなりの年俸をもらっている。それでいてハチムラも知らない。それがあんたの仕事じゃねーのか」と嘆けば、米メディア『Clutch Points』は「そこまで深く詳しくないNBAファンでも、ハチムラが何者かは知っているだろう。シャックの今の職業を考えると、彼の言動は信じられない」と指摘した。

　ほかにも『TNT』の放送を見た視聴者から「時代遅れだ」「もう起用するべきではない」「手抜きにもほどがある」といった指摘が相次いだ今回の一件。八村としては、NBA歴代８位の通算得点数（2万8596得点）を誇るレジェンドの見識を改めさせる活躍を見せたいところだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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