今オフ、オリックスからポスティングシステムを利用してボストン・レッドソックスに移籍した吉田正尚。日本人野手として史上最高額となる5年総額で約119億円という大型契約が話題となるなど、チーム加入発表直後より新天地での活躍に複数のメディアが高い関心を示している。

 異例とも言える契約内容から、日本人ルーキーには様々な視線が向けられている。ファンや球団関係者から期待されているバッティングでも、新たな環境ではどれだけの結果を残すことが出来るかは、やはり未知数と言えるだろう。

 しかし、現地メディアでは実際の対戦を通して、吉田の実力を目の当たりにした当事者の声も伝えられている。吉田にとって、初めて迎えるメジャーでの戦いに向け、力強いメッセージとも言える内容だ。

 米放送局『NBC Sports』は、東京五輪に米国代表として出場した現レッドソックス所属のトリスタン・カサスのコメントを紹介しており、現地時間1月27日に「カサスのヨシダに対する評価は、レッドソックスのファンを興奮させる」と銘打たれた記事を配信。そのタイトルの通り、同選手が2021年東京五輪の準々決勝と決勝で対戦したときに受けた吉田の印象が強いものだったことを報じている。

 同記事では「レッドソックスのカサスは、新しいチームメイトであるマサタカ・ヨシダと(東京五輪で)対戦し、実力を肌で感じている珍しい選手である」と記しており、カサスが「彼は、あのラインナップのなかで最もエリートなバッターだと思った」と振り返ったという。
  さらに「現カブスのセイヤ・スズキがいたのは知っていた。ヨシダが打席に立つと、体格はそれほどでもないのに、打撃スキルが高いことが分かった。彼の左打席でのスイングは本当に素晴らしく、我々の球場(フェンウェイ・パーク)でも素晴らしいプレーができるだろう」と吉田のバッティングを評し、期待を寄せる言葉が並んだ。

 また、同メディアも「レッドソックスは、彼が優れた打撃力を持っていると信じた上で、他のチームが提供していたよりも、はるかに多いと報告される金額である9000万ドルの契約を29歳と締結した。横浜で、ヨシダのプレーを間近に見たカサスであれば、その内容が相応しいと思うはずだ」として、吉田への評価に見解を示している。

 3月8日から開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に、メジャー1年目では異例とも言えるWBC参加の意思を表明し、栗山英樹監督から日本代表として選出された吉田正尚。国際大会やメジャーの舞台でも、強い覚悟を持って挑むことで、さらにその実力を発揮できるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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