現地時間5月28日に行なわれたプレミアリーグ最終節で、ブライトンは敵地でアストン・ビラに1-2で敗れ、18勝8分け12敗の6位(ヨーロッパリーグ出場権獲得)で今季を終了した。

 8分にドグラス・ルイス、26分にはジェイコブ・ラムジーにゴールを許したアウェーチームが、38分にデニス・ウンダフに1点を返したものの、幾つかあった他のチャンスを活かせずに終わった今季最終戦、三笘薫は65分からフリオ・エンシソに代わってピッチに立ち、左サイドで相変わらずの効果的な仕掛けを披露してみせた。
 
 クラブは公式サイトで、「三笘は左サイドで相手チームにとっての脅威を生み出しており、アルビオンが2点目を挙げられるように感じられ、完全にアウェースタジアムのムードを壊した」と綴り、この日本人選手のプレーによって流れが変わりつつあったことを強調している。

 現地メディアの報道でも、日刊紙『INDEPENDENT』が「試合はこのまま決着するはずだったが、ベンチスタートだった三笘がホームチームに対して問題を引き起こし、ブライトンは争いに留まった」と、やはり背番号22の並外れたパフォーマンスに言及。また、『THE Sun』紙は、三笘を「危険人物」と表現し、「アストン・ビラは、三笘がもたらす様々な脅威に対処しなければならなかった」と綴った。

 続いて『Daily Mail』紙は、「ロベルト・デ・ゼルピ監督はモイセス・カイセド、三笘、ペルビス・エストゥピニャンという『ビッグガンズ』を起用し、後半に本格的な勝負を仕掛けた。そして、三笘はコンスタントに相手に脅威を与え続けた」「三笘はアストン・ビラの守備陣に大混乱を引き起こし、マティ・キャッシュとタイロン・ミングスの2人に苦痛を強いた」と称賛している。

 同メディアは、10点満点の採点では25分間の出場にもかかわらず、三笘にウンダフと同じチーム最高の「7」。ちなみに、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』はチーム最低タイの「5」止まりとし、英国公共放送『BBC』の視聴者による採点では、交代選手ながらチーム5番目の「6.79」が与えられた。

 ブライトンの地元メディアでは、『Sussex Express』が「7」というチーム2番目タイの高評価を下し、寸評では「エンシソに代わって左サイドに登場し、アストン・ビラの右SBキャッシュに新たな問題をもたらした。シャープに見え、常にクリエイティブさを追求していた」とポジティブに記述。一方の『Sussex Live』は、「ピッチに立った時から危険を感じさせ、規則正しくスピードと技術を披露した」と綴り、こちらも採点は「7」としている。

構成●THE DIGEST
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