現地6月1日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中の飲酒問題で揺れる韓国代表の3投手が、相次いでその事実を認め、報道陣の前で謝罪した。それでもYouTubeに端を発した暴露報道の内容に対して、飲酒のタイミングと店舗の形態は異なると主張している。

 発信源は、韓国のYouTubeチャンネル『SAY ENTER』に投稿されたひとつの動画だった。これを某韓国メディアが追跡取材し、WBCで来日中だった韓国代表の「韓国国内でトップクラスの投手3名」が赤坂の女性接客を伴なう高級クラブに足を運び、飲酒に及んだと断定した。

 しかもそれが、1次ラウンドの初戦である3月9日・オーストラリア戦と、同10日・日本戦の前日で、両日とも深夜まで酒盛りが続いたというのだから大変だ。韓国代表はその2試合を7対8、4対13で落として連敗を余儀なくされ、結果的に2勝2敗で1次ラウンド敗退の憂き目に遭った。韓国国内で大バッシングに晒され、監督や一部の選手が謝罪に追い込まれたの光景は記憶に新しい。

 一連の報道を受けてKBO(韓国野球委員会)はすぐさま調査に乗り出した。5月30日の国内リーグ戦終了後から個別調査を実施し、3選手が所属する球団を筆頭に聴取を決行。3選手はWBC期間中に飲酒した点は認めたものの、その日時は大阪から東京に移動した3月7日と、日本戦が行なわれた10日の試合後で、翌日が休養日だったという。さらに店舗はいわゆる高級クラブやサロンではなく、接客サービスのないパブや居酒屋のような場所だったと主張している。

 飲酒そのものを禁じる罰則はないものの、KBOの規定には「代表選手として名誉と品位を守らなければならない」との項目があり、それに違反すれば懲罰委員会にかけられる。今後は3選手の主張との擦り合わせが焦点となりそうだ。

 当初、所属する3球団は選手たちの実名報道を控えるように各メディアに打診していたが、さすがに隠し通せるはずもなく、6月1日の各試合前に彼らは謝罪の場に立った。日本戦で先発登板したキム・グァンヒョン(SSG)、イ・ヨンチャン(NC)、そしてチョン・チョルウォン(斗山)の3投手だ。
  かつてセントルイス・カーディナルスでもプレーし、代表チームの投手陣でリーダー格のキム・グァンヒョンは「理由の如何を問わず、国際大会期間中の思慮を欠いた行動で、野球を愛するすべてのファン、メディアおよび野球界の先輩・後輩の方々に心からお詫びしたい」と頭を下げ、「ベテランとして考えが浅く、自分をコントロールできなかったことを後悔している。引き続きKBOの調査に誠実に協力し、最終的な結果を謙虚に受け止め、二度と野球を愛してくださるすべての方を失望させないようにしたい」と力を込めた。

 イ・ヨンチャンも飲酒の事実を深く詫び、「大会期間中、休息日の前日に知人と一緒に東京にある韓国料理店で夕食をとり、近くの飲み屋に移動して2時間ほど滞在してから、すぐに宿舎に戻った」と自身の動きを説明。チョン・チョルウォンは「3月10日の日本戦が終わった後に飲み会をした」と発し、「代表チームの不甲斐ない成績に多くの方が失望するなか、恥ずかしい行動だった。心からお詫びします。言い訳の余地のない軽率な行動で、自分自身が本当に恥ずかしい」と反省を口にした。

 なお34歳のキム・グァンヒョンは1軍登録から抹消。一方でイ・ヨンチャンとチョン・チョルウォンは現時点で登録抹消はなく、球団による具体的な処分を保留されている。

構成●THE DIGEST編集部

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