ゲーム中に大谷翔平がみせた何気ない振る舞いが、米野球ファンの間でも大きな反響を呼んでいる。

 現地6月2日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でヒューストン・アストロズと対戦。大谷は「1番・DH兼投手」で先発を果たし、6回を投げて6三振を奪うも、2本塁打を含む9安打で5失点を喫してしまう。チームは2対6で敗れ、大谷の今季6勝目はならなかった(5勝2敗)。

 その試合で、微笑ましい珍プレーがあった。6回裏だ。

 大谷が投じたスイーパーに対して、アストロズのカイル・タッカーが合わせた打球は一塁線へ転がるボテボテのゴロに。これを素早く拾った大谷は、タッカーの前に立ちふさがって“とおせんぼ”のような格好となる。タッカーが走るのを止めると、大谷はボールが入ったグラブで優しく彼の右手にタッチ。まるで握手を交わしたかのような、リスペクトに溢れるシーンだった。
  試合中から小さくない話題を呼んだ光景だが、翌日になってMLB公式ツイッターが動画つきであらためて紹介すると、野球ファンやフォロワーから、大谷が垣間見せた人間性を称えるコメントが殺到したのだ。

「きっと世界に平和をもたらす男だ」
「彼が嫌いなひとっているの?」
「人類に必要な純然たるリスペクト」
「MLBでこれほど素敵な男を見たことがない」
「オオタニにネガティブな感情を抱くなんてあり得ないよ」
「良識がある者はショウヘイを傷つけたりしない」
「野球にロマンを感じさせるプレーだ」
「野球の王子さまに手を出してはいけない!」
「親切すぎるアウトだね(笑)」
「偉大な選手が偉大な人物であることが嬉しい」

 などなど、枚挙に暇がないほどだ。

「ピッチングニンジャ」の異名を持つ投球アナリストのロブ・フリードマン氏は「最もフレンドリーなアウトだ」と評し、『Fox Sports』も「ショウヘイは絶対に変わらないんだ」と反応。MLB公式サイトに寄稿するサラ・ラング記者も「野球って本当に素晴らしいって感じさせてくれる」と賛辞を書き添えた。

構成●THE DIGEST編集部

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