強烈な打球に衝撃が走った。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地3日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場。1点を追う3回1死一塁で豪快なタイムリースリーベースを放った。

 前日に続き、チームのリードオフマンを担う二刀流スターは初回、フルカウントから真ん中に甘く入った速球を中安打し、2試合ぶりにヒットを記録。すると、1点ビハインドの2打席目に「パキン」という音とともに右中間へ弾丸ライナーをかっ飛ばす。MLB公式によると、打球速度111.2マイル(約179.0キロ)をマークする同点適時打。俊足を飛ばした背番号17は一気に三塁まで到達した。

 本塁打以外での打点は、5月18日のボルティモア・オリオールズ戦以来15試合ぶりだ。ダイヤモンドを駆け抜けた日本人の姿に、MLB公式サイトのエンジェルス番記者、レッド・ボリンジャー氏は「タイムリー三塁打を放ったショウヘイ・オオタニ! 今季3度目のスリーベースだ!」と興奮気味に伝えると、同じく日頃からエンジェルスの動向を追うサム・ブラム記者も「オオタニの三塁打で同点に追いついた!」と呟いた。
  地元メディア『Anaheim Sports』はツイッターに「ショウがトリプルだ! スーパーヒーローであるショウヘイ・オオタニが3回に三塁打でアストロズ戦に得点した!」と速報で報じ、反撃の狼煙を上げる一打になったと伝えている。

 ところが、エンジェルス先発左腕のパトリック・サンドバルが大乱調。3回までに2点を失うと、4回には4連打を含む8安打でKOされる。なおも1死満塁で2番手ジェイコブ・ウェブが4番アレックス・ブレグマンにグランドスラムを左中間に叩き込まれ、この回だけで大量5失点を喫した。

 5回表、大谷の3度目の打席は二ゴロ併殺打に倒れ、アストロズ先発クリスチャン・ハビアを攻略する糸口すら掴めず。試合は1対7でエンジェルスが6点を追い、6回裏の攻撃に入る。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「スーパーヒーローだ!」大谷翔平が同点タイムリー三塁打!!

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