NBAは現在、リーグのチャンピオンを決めるファイナルが開催中。デンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートによる頂上決戦は、1勝1敗のタイでシリーズ第3戦に突入している。

 残りの28チームはすでに今季の戦いを終えオフに入っているなか、カンファレンス決勝でナゲッツに敗れたロサンゼルス・レイカーズが、今プレーオフのトップ5プレーを発表。八村塁が堂々の3位にランクインした。

 今季のレイカーズはウエスタン・カンファレンスの7位でプレーオフに滑り込むと、1回戦で第2シードのメンフィス・グリズリーズを4勝2敗で撃破。カンファレンス準決勝では前年王者のゴールデンステイト・ウォリアーズを4勝2敗で破り、第7シードとしては36年ぶりの同決勝進出を果たした。

 トップ5プレーは球団の公式YouTubeとTwitterで公開。5位はウォリアーズとの第4戦で、第4クォーターに15得点を奪い勝利に導いたロニー・ウォーカー四世のパフォーマンス。4位はグリズリーズとの第4戦、レブロン・ジェームズが延長残り29秒に決めた決勝の3点プレーが選ばれた。
  この2つを押しのけて3位に入ったのが、我らが八村塁だ。

 選ばれたのはプレーオフ初戦、グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.越しに叩き込んだスラムダンク。この試合、第3クォーターに4本の3ポイントを沈めるなど絶好調だった八村は、第4クォーター開始直後にシュートフェイクからジャクソンJr.を抜き去ると、今季ブロック王に輝いた守護神を相手に、豪快なワンハンドダンクを叩き込んだ。

 この会心の一撃後にも逆転のジャンパーと値千金の3ポイントを決めた八村は、試合を通じて29得点をマーク。プレーオフで途中出場した選手としては球団最多タイ記録という歴史的な活躍で、その後に続く快進撃の火付け役となった。

 なお、ランキングの2位はウォリアーズとの第6戦前半終了間際にオースティン・リーブスが見せたハーフコートからのブザービーター。1位は、第4位でも紹介された一戦で延長に持ち込んだ、レブロンのクラッチプレーが選ばれている。

 今プレーオフでは最終戦を除く15試合で途中出場ながら、チーム5位の平均12.2点、ベンチプレーヤーとしてはリーグ4位(※6月7日時点)の185得点をマークした八村。来季の去就が注目を集めているが、名門の一員として大きなインパクトを残したことは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

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