日本女子代表が力強く無傷の５連勝を達成した。

　９月22日に代々木第一体育館で行なわれた「FIVBパリ五輪予選／ワールドカップバレー2023」の第５戦で、日本はベルギーと対戦。セットカウント３−０（28-26、25-18、25-14）のストレート勝ちを収めた。
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　これで開幕から５連勝で15ポイントを叩き出し、おまけにいまだひとつもセットを落としていない。トルコ（23日）、ブラジル（24日）との重要な最終２連戦を前にした一戦で、難敵ベルギーをものの見事に一蹴してみせたのだ。

　２勝２敗で日本戦を迎え、なんとか望みを繋ぎたかったベルギー。全国紙『HLN』は「善戦虚しくイエロー・タイガース（ベルギー女子代表の愛称）は日本に敗北。第１セットしか持たなかった」と銘打ってレポート記事を掲載した。「立ち上がりから日本に食らいつき、第１セットは26対28と僅差で落としたが戦えていた。だが、持ちこたえられない。第２セットは頭からラッシュを仕掛けられてあっという間に点差が開いた」と伝え、「日本はホームの熱狂的なファンの声援にも支えられて勢いを増すばかりだった」と続けている。
 　ベルギー放送局の『RTBF』も速報。「日本に力負けしたベルギー女子代表。これで（プールＢで）上位２チームに入れる可能性はなくなった」と報じつつ、「とはいえ、ベルギーの世界ランキングは現在14位だ。来年６月の時点で出場決定国を除くランキング上位５か国に五輪への出場権が与えられる。そちらの可能性はまだ十分にあるはずだ」と期待を寄せた。

　土曜日に同じく５連勝のトルコと雌雄を決する日本。この大一番に「セットカウント３−１以上」で勝利すれば、ブラジルとの最終戦を待たずにプール２位以内が確定する。相手は世界ランキング１位ながら、ここは一気呵成にパリ行きを決めたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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