ロサンゼルス・エンジェルスからFAとなっていた大谷翔平が現地12月9日、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍を自身のSNSで正式表明した。契約内容は、10年7億ドル(約1014億円)となり、エンジェルスで同僚だったマイク・トラウトが2019年に結んだ12年4億3000万ドル(約479億円)を大きく上回るメジャー史上最高額となった。

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  衝撃的な契約内容に全米メディアが沸き立つなか、これまで大谷をこよなく愛し、数多の特集番組なども手掛けてきた『FOX Sports』のMLBアナリスト、ベン・バーランダー氏も言及。自身のX(旧ツイッター)を更新し、「野球界にとって素晴らしい日、そして大谷翔平にとって素晴らしい日だ。7億ドル!! 北米のスポーツ史上、最も稼いだアスリート。これからもずっと彼をロサンゼルスに迎えられることをうれしく思う」と祝福した。

 これにフォロワーからは「おめでとうございます!期待してます」「ベンの大谷に対する愛情はいつも伝わってくる」「エンジェルスを去るのは残念だけど、まだ彼のプレーを見に行けるのは嬉しい」などと歓迎のコメントが寄せられた一方で、「オオタニとドジャースにとってはいいことだ。野球にとっては恐ろしいことだ」「スポーツ史上最も馬鹿げた不必要な超高額契約を締結したドジャースにおめでとう」「野球にとっては最悪の日。競争バランスはさらに崩れるだろう」「あまり野球向きではないですね。家族を野球観戦に連れて行くのがさらに難しくなる」などと高額契約を批判するコメントも相次いだ。

 地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のディラン・ヘルナンデス記者も自身の執筆記事を添付したうえでXに「オオタニが勝った。ドジャースが勝った。野球は勝った」と綴ると、「これらの途方もない高額な取引で野球はどのようにして勝利したのでしょうか? 豊かな資金を持ったチームだけが勝ちます」「野球は負けた。高価なケーブルパッケージにお金を払いたくない南カリフォルニアの人々は、オオタニのプレーを見ることは決してできないだろう」「この記事は、野球メディアがいかにファンとのつながりを欠いているかを示しているだけだ」と批判的なコメントが寄せられた。

 一方、米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が自身のX(旧ツイッター)で報じたところによれば、「大谷翔平の契約には、彼の年俸の大半を含む大幅な繰り延べがあるが、関係者によると、このアイデアはオオタニのものだった」とされ、10年契約を終えた後の2034年から始まる支払いも多額に上るという。球団の財政負担を極力減らすため、粋な計らいを見せた大谷には絶賛の声が上がっている。

構成●THE DIGEST編集部
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