ミネソタ・ツインズの救援左腕スティーブン・オカートは現地5月22日(日本時間23日)、敵地ナショナルズパークでのワシントン・ナショナルズ戦に2番手として出場。登板する際にブルペンからマウンドまで“ブルペン・カート”に乗って登場し、MLBファンの関心を誘っている。
【動画】「さすがメジャーリーガー」ツインズの救援左腕オカート、“ブルペンカート”に乗って登場!運転手にチップを手渡す“珍シーン”が話題

 この日、オカートは1点リードの5回裏、二死走者なしの場面で先発のシメオン・ウッズ・リチャードソンに代わり2番手として出場し、1.1回(14球)を投げて無失点、2奪三振で降板。ツインズがナショナルズ相手に3対2で勝利し、オカートは今季初勝利を挙げた。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は公式X(旧ツイッター)を更新。「運転手にチップを忘れずに渡してください!」と綴り、オカートがブルペンからマウンドまで“ブルペン・カート”に乗って登場し、運転手にチップとして紙幣を渡す姿を公開した。

 動画をチェックしたMLBファンからは「渋い」「あまりに過小評価されている」「オカートは“ブルペン・カート”界で伝説的な存在だ」「5ドルのチップだった‼」「選手乗ってるの初めて見た」「野球は最高だ」などと喝采を呼んだ。

 また日本人ファンからは「こんな場面でもチップ…」「さすがメジャーリーガー」「これぞアメリカだ」「だから乗らない人多いのね」「用意するのも大変」などと、“チップ文化”に驚きの声も寄せられている。
 
 話題となったナショナルズの“ブルペン・カート”は2018年に新たに導入したもので、地元紙『The Washington Post』によると、同年8月17日に「ナショナルズは新しいブルペン・カートを手に入れたが、リリーバーのほとんどはそれを使おうとは思っていない」と報じられ、利用する選手が少ないことも伝えている。

 同カートは、試合のペースを速めることに重点が置かれるなかで導入されたもので、MLBではナショナルズのほかにアリゾナ・ダイヤモンドバックス、デトロイト・タイガースが導入している。

 なお、オカートは今季18試合に登板し、防御率3.45、1勝0敗、2ホールド1セーブ、18奪三振7失点としている。今後も“ブルペン・カート”を利用し、活躍する姿に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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