ジャイアンツの若きエースが伝統の一戦で歴史に名を残した。

 巨人の戸郷翔征が5月24日、甲子園球場で行われた阪神との試合で自身初、プロ野球史上89人目のノーヒットノーランを達成した。プロ野球では昨年9月のオリックス山本由伸以来、巨人の選手としてはレギュラーシーズンでは2018年7月の山口俊、ポストシーズンを含めると同年10月のクライマックスシリーズファーストラウンドの菅野智之以来約6年ぶりとなる。

【動画】戸郷翔征のノーヒットノーラン達成の瞬間をチェック‼ 戸郷は初回から順調にイニングを重ね、3回2死の場面で自身の一塁悪送球によって初の出塁を許した。その後は味方のエラーや四球で出塁されるも、安打と得点を記録させない力投を披露。最後は阪神の中野拓夢を空振り三振で抑え、笑顔で快挙の瞬間を嚙み締めた。

 試合後のヒーローインタビューでは「やっと緊張から解き放たれた。最高です!」と喜びを表した。試合中の心境については「6回終わった時点であと9個と思いながら投げた。1ー0で1点もやれない状況で先頭フォアボールを出したときは焦りましたけど、何とか落ち着いて抑えられたので良かったです」と振り返った。

構成●THE DIGEST編集部
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