今季、大谷翔平や山本由伸のFA市場で注目された日本人プレーヤーを獲得し、その他にもMLBのビッグネームを加えたロサンゼルス・ドジャース。リーグトップクラスの打率をマークする大谷をはじめ、新加入選手それぞれが、ワールドシリーズ制覇を目標に掲げるチームにおいて、役割を担っている。

【PHOTO】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も その中で、開幕から2か月が経過し、オフの「大型補強」でドジャースの一員となった新戦力の働きを、専門メディア『Dodgers'Way』が改めて振り返っている。各選手のパフォーマンスの格付けも行なわれており、いずれも上々の評価となっているようだ。

 右肘のリハビリにより打者専念のシーズンを送る大谷には、今回のトピック内で最も高い「A+」と同メディアは評価。「投球と打撃の両方に集中する必要がなくなったため、後者のスキルは大きく飛躍したようだ」と説いており、現在までの各スタッツも記しながら、「球界最高の打者であることを強く主張している」と綴っている。

 さらに、「オオタニは純粋な打者としてMVP候補であり、フィールド内外でドジャースに多くのものをもたらしている」と存在感の高さを強調した。

 山本についても、「韓国でのサンディエゴ・パドレスとの非常に厳しいデビューを除けば、素晴らしい成績を残している」とここまでの投球内容を称賛。「かつて膨れ上がっていた防御率は3.17に下がり、WHIPは1.06になった」と評し、今後を見据え「ヤマモトはますます良くなっているようで、彼が今後もそうならないと考える理由はない」として、「A-」を与えている。

 同じく、先発ローテーションの一角を担うタイラー・グラスノーには、「彼は健康であれば、常にエリート投手である」として、ここまでの内容には「A」の評価を送る。また、先発陣は開幕前まで負傷者が多かったとして、山本の活躍にも触れながら、「チームにはエースが必要だったが、今、ドジャースは数週間のうちに2人のエースを獲得できたようだ」と称えている。

 他にも、左投手に対して高い打率を残している、テオスカー・ヘルナンデスには、「ドジャースが彼に求めていた通りの活躍をしているが、MLB投手の大半が左投手ではないことを考えると、右投手に対しては改善が見込まれる」と論じ、「B」の評価。

 新加入でもう一人、先発ローテーションを支えるジェームズ・パクストンは、ここまで5勝の成績を振り返るとともに、やはり負傷者の穴を埋める存在だったとして、「“応急処置”として獲得された選手としては堅実な数字」と指摘。同メディアによる評価では「B+」となっている。

 ドジャースの現在の順位をみる限り、「1800億円補強」とも叫ばれた強化は功を奏していると言えるだろう。そしてもちろん、今回紹介された5人の補強などチーム戦略への真の評価に関しては、ポストシーズンも含めた今後の結果により下されることも間違いない。

構成●THE DIGEST編集部

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