1990年代〜2000年代にかけて、圧倒的なパワーとスピード、スキルでペイントエリアを制圧したシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)。彼以上に支配的なセンターは歴代でもほとんどいないが、それゆえに、他のビッグマンに対しては辛口評価を下すことが多い。

 とりわけ標的になりやすいのが、近年では当たり前となった3ポイントを打つアウトサイド主体のビッグマン。そのほか、一時は自分の後継者とも言われていたドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)や、ミネソタ・ティンバーウルブズのルディ・ゴベアを徹底的にこき下ろすなど、“口撃”された選手は枚挙に暇がない。

 では、そんな元怪物センターが認める現役ビッグマンは誰なのか。ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンがホストを務めるポッドキャスト番組『The Draymond Green Show』に出演した際、シャックはジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、そしてヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)を“本物のセンター”として挙げた。
 「エンビードは、ポストでの俺とポスト外でのアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)をミックスしたような選手。ヨキッチはブラッド・ドアティ(元クリーブランド・キャバリアーズ)か、リトル・サボニス(アルビダス・サボニス/元ポートランド・トレイルブレイザーズ)かな。彼のゲームはいいし、あのペースでプレーする選手が好きなんだ。

 ウェンバンヤマは(最初の2人と)違う。彼は細いけど、何かをやってくれる。“ビッグマン同盟”の会長として、俺はこの3人が本当に好きなんだ。ほかの奴らには何も感じないね。“俺がビッグマン全員を嫌っている”なんて言う奴がいるが、そうじゃない。ビッグマンらしくプレーしない奴が嫌いなのさ」

 歴代のセンターたちを引き合いに出しつつ、3人をそう評したシャック。はたしてこの先、彼ら以外に“御大”のお眼鏡にかなう選手は現われるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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