失意の敗戦から一夜明け、朗報が届いた。

 6月14日、日本バレーボール協会は女子日本代表の今夏パリ五輪出場が決定したと発表した。前日のカナダ戦はフルセットの死闘の末に大逆転負けを喫し、五輪出場決定は持ち越しとなったが、急転直下6大会連続の五輪切符を手にした。
【PHOTO】日本女子バレー、フルセットの死闘を演じたカナダ戦の厳選ショット!

 同協会の公式サイトによると、「公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)は6月14日(金)、国際バレーボール連盟(FIVB)およびバレーボールワールド(VW)より、女子日本代表チームが第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)[以下、パリ2024オリンピック]の出場条件を満たした旨通知を受けましたことをお知らせいたします。FIVBおよびVWが昨日のバレーボールネーションズリーグ(VNL)全試合が終了した時点でFIVB世界ランキングのポイントに関する計算を行った結果、日本は予選ラウンドの残り2試合(15日・セルビア戦、16日・アメリカ戦)の結果に関わらず、世界ランキングによりパリ2024オリンピック出場権を獲得することが判り、JVAに通知されたものです」と朗報を掲載した。

 五輪のバレーボール女子の出場枠「12」のうち、すでに7か国(開催国のフランス、アメリカ、トルコ、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国)の出場が確定済み。今大会で残る5つの出場枠に滑り込むには、①予選ラウンド終了時の6月17日付の世界ランクでアジア最上位になる。もしくは、②五輪出場権獲得チームとアジア枠とアフリカ枠を除く上位3チーム以内に入ることが条件だった。

 日本は勝てば五輪切符だった13日のカナダ戦で2セット連取して王手をかけながら、痛恨の逆転負けで涙をのんだ。この結果、中国が世界ランク6位、日本が7位となり、アジア最上位から陥落した。しかし、世界ランクでパリ切符を争うライバルのオランダ(同9位)、カナダ(同10位)に抜かれる可能性が消滅し、出場決定国とアジア最上位、アフリカ枠を除く上位3カ国に入ることが確定。6大会連続のオリンピック出場が事実上決まった。
  この一報にファンは「おめでとう!」「とりあえず無事にオリンピック出場決まって良かった」「やったー男女でパリいける!」「選手達もひと安心だね」など、SNS上で祝福と安堵の声が沸き上がった。

 だが一方で、釈然としない決定に様々な意見が飛び交った。また、世界ランク差やセットカウントによるポイントの違いで大きく順位が変動する複雑なシステムを改善するよう求める声も目立っている。

「え?そんな規定あったの?」
「盛り上がらん五輪出場決定やな」
「昨日のカナダ戦は勝って、決めて欲しかった。選手も会場も盛り上がったのに〜」
「何なんだ。この複雑怪奇な決定方式は!意味が分からない」
「なんだか中途半端。しっくりこない決まり方だな」
「ちょっと拍子抜け」
「加減するポイントが変動するから、よく分からない」
「もう少しポイントシステムシンプルにしなよ」

 現在の世界ランキングは、ランク差が大きいほど、上位国が敗れた場合に大幅にポイントがマイナスされる算出方法となっている。ゆえに、今大会は世界ランク下位国に敗れると順位を大きく落とす可能性があるため、勝敗だけでなくポイント争いも重要なカギを握っていた。

 なにはともあれ、男女揃ってパリ切符を確定させた日本。15日にはセルビア、そして16日には米国と戦う。

構成●THE DIGEST編集部

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