男子テニスツアー「リベマ・オープン」(6月10日〜16日/オランダ・スヘルトーヘンボス/芝コート/ATP250)は大会最終日の現地16日にシングルス決勝を実施。第1シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/大会時世界ランク9位)が、第7シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同26位)を6-2、6-4で下し、今季2勝目並びにキャリア通算9勝目を飾った。

 今年1月に自身初のトップ10入りを達成し、先日のテニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ/クレー)ではベスト8入りを果たすなど好調を維持している25歳のデミノー。芝シーズン初戦となった今大会はジーズ・ベルグ(ベルギー/81位)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ/元3位/現197位)、ユーゴ・アンベール(フランス/16位)をいずれもストレートで破って決勝へと駒を進めていた。

 決勝の相手は過去2勝1敗と勝ち越している同年代のコルダ。芝コートでの初対決となった2021年のウインブルドンでは3-6、4-6、7-6(5) 、6-7(5)で敗れていたが、リベンジが懸かっていた今回はデミノーが主導権を掌握し、計5度のブレークに成功。全試合ストレート勝ちを収め、最高の形で大会を締めくくった。

 この結果デミノーは、大会後に更新される世界ランキングでキャリアハイの7位に浮上することが確定。試合後のインタビューでは今週の「シンチ選手権」(6月17日〜23日/イギリス・ロンドン/ATP500)でダブルスを組むコルダを称えつつ、次のように喜びを語った。
 「世界7位は僕にとって新たなキャリアハイの記録になる。素晴らしい記録だけど小さなボーナスのようなものだ。今大会は芝シーズン初戦だったけどこれ以上ないほどうまくいったから、来週のクイーンズ(シンチ選手権の開催地)と今後の芝コートシーズンを楽しみにしている。ここオランダで勝利することができてうれしい」

「今日は無論素晴らしい試合だった。難しいコンディションではあったけどね。セブ(コルダの愛称)はすごい選手だ。クイーンズで彼とダブルスをプレーするのを楽しみにしているよ。今大会の出来にはすごく満足している。最高だったし、幸せな1週間だった」

 新たなマイルストーンを手に入れたデミノー。だがこの日はそれだけでは終わらなかった。

 同じく現地16日に行なわれた女子テニスツアー「ロスシー・オープン」(6月10日〜16日/イギリス・ノッティンガム/芝コート/WTA250)の女子シングルス決勝では、恋人のケイティ・ボールター(イギリス/30位)が元世界1位のカロリーナ・プリスコワ(チェコ/50位)に4-6、6-3、6-2に逆転で勝利。なんとカップルでの同日優勝を成し遂げたのだ。

 今年3月にはデミノーがアカプルコ大会(ATP500)を、ボールターが同週のサンディエゴ大会(WTA500)を制したのは周知の通り。すなわち2人のカップル同時優勝は今季2度目となる。

 ボールターの優勝決定直後にデミノーは自身の公式X(@alexdeminaur)を更新。「またこんなことが起こるなんて!嘘みたいだ!!」と興奮気味に綴った。

文●中村光佑

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