日系の安打製造機が首位打者獲得へ頭角を現している。

 クリーブランド・ガーディアンズの外野手、スティーブン・クワンは日本時間6月17日に行なわれた敵地トロント・ブルージェイズ戦で5打数4安打1打点を記録し、打率を.398とした。左太ももの故障で約1か月戦線を離れたため、規定打席数(チームの試合数×3.1)を満たせず、ランキングなどには入っていないが、今後出場を続ければ首位打者の可能性もある。

【動画】大谷翔平が1試合2連発!18号&19号をまとめてチェック! 日系2世の母親と中国系の父親のもとに生まれたクワンは、2018年にガーディアンズ(当時インディアンス)に入団。2022年にメジャーデビューを果たすと打率.298、ゴールデングラブ賞(各ポジションの最優秀守備選手賞)獲得と攻守にわたる活躍を見せ、新人王の最終候補に。広角に打ち分ける姿は“リトルイチロー”と称された。

 その活躍からWBCの侍ジャパンの選手候補にも名前が挙げられ、大谷翔平(当時ロサンゼルス・エンゼルス)からの勧誘も快諾したが、日系3世ということもあり日本代表としての出場資格が得られなかった。

 翌2023年シーズンは、長打力がないという弱点を突かれ、相手外野の前進守備などに苦しんだ影響で打率は.268とダウン。2年連続のゴールデングラブ賞を受賞したものの、攻撃面で苦労したシーズンとなった。

 迎えた今シーズンは4割近い打率を記録し、1試合に3安打を打つ“猛打賞”の活躍を11回も達成、チームもア・リーグ中地区首位とまさに“絶好調”のシーズンを送る。

 現在のMLB全体での首位打者は打率.327のボビー・ウィット・Jr(カンザスシティ・ロイヤルズ)だが、現時点で規定打席数に38足りないクワンが今後順調に打席数を増やし、規定打席数に到達すれば首位打者に躍り出る可能性は大いにある。

 クワンが幼い頃に憧れたというあのイチローが2001年、2004年に成し遂げたタイトルを獲得するチャンスが近づいている。

構成●THE DIGEST編集部

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