現地7月3日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦し、4対12で逆転負けを喫した。「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平は4打数1安打で打率.319、27本塁打はリーグトップをキープ。64打点はリーグ3位につけている。

 初回に早くも先制点を許したドジャースはその裏、大谷が中安打、ウィル・スミスが四球で無死一、二塁の好機を作ると3番フレディ・フリーマンが3球目のストレートを豪快にバックスクリーン右へ運ぶ13号3ランを放ち、あっという間に逆転する。さらに、テオスカー・ヘルナンデスにも19号ソロが飛び出す2者連続弾でリードを3点に広げる。

 だが、ドジャース先発ギャビン・ストーンがピリっとしない。3回表に1点を失うと、なおも2死二塁でガブリエル・モレノに一発を浴び、4対4の同点に追い付かれてしまう。

 ドジャースは4回表から2番手にライアン・ヤーブローを投入する。左腕はあっさり2アウトを奪ったが、4番クリスチャン・ウォーカーにフルカウントから直球が甘く入ってしまい、痛恨の19号ソロを献上。勝ち越しを許してしまう。さらにドジャースは5、6回にも相手に追加点を与え、4点のビハインドとなった。
  大谷は2回の第2打席は空振り三振、4回2死一塁での第3打席は右直。7回、4度目の打席は平凡な中飛に打ち取られた。

 ダイヤモンドバックスの細かい継投の前にドジャース打線はつながりを欠き、2回以降は得点を奪えず6安打。8回表にはダメ押しの1点を献上し、9回はウォーカーにこの試合2本目となるトドメの3ランを浴びるなど、二桁失点を喫した。完全に意気消沈した本拠地ファンも席を立って帰り始めるなど、投打で決定打を欠き完敗した。

構成●THE DIGEST編集部

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