上川隆也主演の木曜ミステリー「遺留捜査」(毎週木曜夜8:00-8:54、テレビ朝日系)の第8話が、3月4日(木)に放送される。第8話は、大ヒット映画を撮影中のオープンセットで主演女優が若い女性の遺体を発見。糸村聡(上川)は、被害者の遺留品“お手玉”を捜査する。なお、第8話には女優役で高梨臨がゲスト出演し、ワンカット長回しの殺陣シーンに挑む。

<「遺留捜査」第8話あらすじ>

撮影所内のオープンセットで若い女性の絞殺体が見つかった。臨場した糸村は、被害者が所持していたお手玉を発見。シャンシャンと澄んだ音が鳴る、その赤いお手玉に興味をそそられる。

事件発生時、撮影所では人気アクション時代劇シリーズの最新作を撮影中で、主演女優・大峰恵(高梨)が遺体を発見したという。恵の母で事務所の社長・洋子(大家由祐子)は撮影中止を要請するが、恵はかたきなに続行を主張。監督の水木俊彦(阪田マサノブ)にも直談判していた。

間もなく被害者の身元は、卒業を間近に控えた大阪府在住の女子大学生・西沢紗香(大幡しえり)と判明。彼女は撮影所の前を通りかかったプロデューサーに「恵の撮影を見学したい」と頼み込み、撮影所に入れてもらったことが分かる。

そんな中、糸村は遺留品のお手玉を解体し、小豆の他に小さな爪のような金具を発見。それは足袋の留め具“コハゼ”で、そこにはうっすら“心”という文字が刻印されていた。

その矢先、シリーズ第1作でもスタッフが死亡していたという情報が浮上。しかも、第1作には劇中に赤いお手玉が登場していたという。

やがて、紗香が暴露本を数多く刊行している出版社に就職内定をもらっていたことが判明。さらに、彼女は「撮影所に“潜入取材”に行く」ことを友人にほのめかしていたことも明らかになる。 

■「遺留メモ」連載第8回は『アニメ』

WEBザテレビジョンでは、毎週木曜のドラマ放送日の掲載で、上川の“おすすめエンタメ”にまつわるエピソードと共にストーリーを紹介する連載企画「遺留メモ・令和版」を展開中。第8回となる今回は、上川の“思い出のアニメーション作品”について聞いた。

――上川さんにとっての思い出のアニメーション作品は?

昨年、NHKさんでアニメ「未来少年コナン」(NHK総合)が半年間再放送されていたんです。この放映に対して僕が思っていた以上に若い人たちが反応していて、やっぱり時を経ても、名作というのは名作と呼ばれるだけの力を発するものなんだと、むしろ感心するような思いで見ていました。

同じ理由で、これまでいろいろなインタビューで何度もご紹介しているので「またか」と思われる方も多いでしょうが(笑)、僕にとっては「ガンバの冒険」(1975年、日本テレビ系)が忘れられない一作です。

ガンバたちの敵になるイタチの“ノロイ”が観る者の恐怖心を煽るような描かれ方をしているので、あのキャラクターがどうしてもダメですという方には正直なところ「ごめんなさい」と言うしかありません。そんな方には、お子さんとも一緒に楽しめる「どうぶつ宝島」(1971年公開)もおすすめです。

この作品のスタッフは、高畑勲さんが手掛けられた「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年公開)に携わっていたメンバー。高畑さんが妥協なく作ってしまったがために、長期にわたってホルスに掛かりっきりだったそうなんです。心理描写にこだわった高畑さんの率いる現場は、腕利きのアニメーターたちにとっても過酷な物だったとか。

そのアニメーターたちがホルスが終わった直後に参加した作品なのでとても解放感があふれている作画になっていて、キャラクターたちが実に奔放に、そしてダイナミックに動き回るんです。だから、見ているだけで心が躍る作品なんです。

原作には出て来ないヒロインは宮崎駿さんのアイデア。アクションシーンも手掛けられていて、動き回るキャラクター達が実に楽しいんです。

今、ジブリ作品に親しんでいる方々は「あ、こんなところにルーツがあったんだ」と、いろいろな発見をしていただけるような作品だと思います。


◆取材・文=月山武桜