松たか子が主演、坂元裕二が脚本を手掛けるドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第9話が、6月8日に放送された。

とわ子(松)がついに4度目の結婚をするのか、と視聴者から注目されていた今回。最終話まで残り2話となり、ドラマタイトルはもちろん、「まめ夫」「かごめちゃん」「松田龍平」「シンシン」等、関連ワードが軒並みTwitterのトレンドランキング入りを果たし、ファンを夢中にさせている。(以下、ネタばれが含まれます)

■とわ子と小鳥遊(オダギリジョー)の結婚はあるのか?

同作は、3回結婚して3回離婚した“バツ3・子持ちの社長”大豆田とわ子(松)が、“3人の元夫”に振り回されながら日々奮闘する姿を描いた“ロマンティックコメディー”。1番目の元夫でレストランオーナー兼ギャルソンの田中八作(はっさく)を松田龍平、2番目の元夫でファッションカメラマンの佐藤鹿太郎(かたろう)を角田晃広、3番目の元夫で弁護士の中村慎森(しんしん)を岡田将生が演じている。

クライマックスに向け、“ロマンティックコメディー”のロマンティック要素がグイグイと上昇しているのは、第7話より登場している、オダギリジョー演じる小鳥遊大史(たかなしひろし)の存在が大きい。

3人の元夫に囲まれて、あーでもないこーでもないと人生のコマを進めていたとわ子にとって、公園で出会った数学好きの小鳥遊は、4度目の結婚をリアルに考えられる相手として急浮上していた。小鳥遊から「人生を一緒に生きるパートナーになってくれませんか」とプロポーズされたとわ子は、ビジネス上のことも、娘・唄(豊嶋花)のことも、元夫たち3人のことも頭にちらつかせながら、悶々と考えていた。

■小鳥遊の「夢」を用いたセリフにとわ子が違和感

ただ、小鳥遊がマレーシア移住計画を語った場面で、とわ子は違和感を抱く。素敵な建築様式の邸宅の写真を見せられたとわ子が「いつか自分でもこういう家を作ってみたいなって」と言った後、小鳥遊が「素敵ですもんねぇ、夢がかないますね」とほほ笑んだときのこと。この「夢がかないますね」を聞いた瞬間のとわ子の顔には、セリフにはない「ん?」という心の表情が浮かんだ。

とわ子にとって、他人が用意した夢の完成形に乗っかることは「夢がかなう」ことではない。小鳥遊がたとえ「この人素敵だなぁ」「一緒にいて安心できるな」という人であっても、とわ子は別れを選んだのである。

■八作(松田龍平)と亡き親友の3人で「生きていこうよ」

4度目の結婚を白紙に戻して、とわ子は1番目の元夫・八作(松田)の元に向かう。話を聞き八作は「手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めている方が楽しいんじゃない?」と、多くを語らずともドンピシャにとわ子の心情を理解する。

「あなたと結婚して良かったよ。今でも好きだよ」と告げるとわ子に「両思いだ」と返す八作。しかし、とわ子は「あなたを選んで、一人で生きることにした」と、八作と自分の心には亡き親友・かごめ(市川実日子)が存在し続けていることを話し「今だってここにいる気がするんだもん、3人いたら恋愛にはならないよ」「3人で生きていこうよ、かごめのどんなところが好きだった?」と、思い出を振り返った。

とわ子と八作は自分たちがもし離婚していなかったら「どんな夫婦になってたんだろね」と“もしもの夫婦生活”を想像する。くだらないケンカを繰り返し、娘のお父さん&お母さんという役目もこなし、仲直りも段々うまくなっていく…など、長年寄り添う夫婦の姿をイメージして語り合う2人。

「でも不思議だよね。生まれたときは他人だったのに」と寝そべりながらほほ笑み合い、「夫婦なんて、強いところじゃなくて、弱いところでつながってるものなんじゃないの」と理解し合う。ここまで心が通じ合う2人であってもうまくいかない結婚というものもあるのだ。

■とわ子は母の書いた手紙を見つける

多くの視聴者は「セリフのひとつひとつが突き刺さって、何度も見たくなる作品」「小鳥遊さんにキュンキュンさせられていたのに、再び松田龍平に射抜かれた」「えーー次で最終回なの?永遠に続いてほしい」などSNSに感想があふれ、世界観にどハマリしているようだ。

「大豆田とわ子と三人の元夫」最終話は、6月15日(火)夜9:30からフジテレビ系で放送。

「好きになれる自分と一緒にいたいし、一人でも幸せになれると思うんだよね」――。考えた末、4度目の結婚には踏み切らず、一人で生きていく道を選んだとわ子。八作や鹿太郎、慎森ら3人の元夫との関係は相変わらずで、しろくまハウジングも買収前の平穏な日常を取り戻していた。

それからしばらくして、とわ子は亡くなった母が書いた一通の手紙を見つける。同じく手紙に気付いた唄(豊嶋花)が、送り先の人物に会いに行こうと提案する。