高橋克典主演ドラマ「広域警察」(6月24日[木]夜8:00-9:48、テレビ朝日系)が約4年ぶりに復活する。同ドラマは、高橋演じる警察庁・広域捜査課に所属する刑事・東圭太が、複数の県をまたいで発生した難事件に挑む人気シリーズ。節目となる10作品目では、故・大杉漣さんの遺志を継ぎ、勝村政信が捜査課長に就任。高橋の新バディとして大東駿介も捜査に加わり、広域捜査チームが新体制で再び“難事件”に挑む。

WEBザテレビジョンでは、東を演じる高橋にインタビューを実施。ドラマへの思いや共演者とのエピソードについて語ってもらった。

――4年ぶりに演じていて、懐かしさや、歳を重ねて変わった部分などありますか?

すごく懐かしかったです。10本目をやろうと言いながらもなかなか企画が進まず、漣さんが亡くなってしまってすごく残念に思っていたので、10本目が作れてよかったです。しかも、勝村さんは漣さんともすごく仲良しだったので、「非常にいい人に来ていただいたなぁ」とうれしかったですね。

2時間ドラマというものを作った吉川一義監督の作品ですから、やっていながら僕自身も昭和の匂いを感じ「あぁ、そうそう。こういうのあったよな」という“王道の2時間ドラマ”というものを楽しみました。

(東は)漣さんとのバランスで作ってきた役なので、新しい方たちになってみると、「もうちょっとこうすればよかったかな」という新しい発見もあって、後に生かしていけたらいいかなと思っています。この作品の中だけでなく、自分自身も成長して、変わっていけたらいいなというふうに思いました。

――大杉漣さんへの思いをお聞かせください。

漣さんとは、シリーズを9本撮って、その前にもシリーズを始めるために3〜4本やらせていただきました。ようやくこのシリーズで落ち着いて、節目として10本やりたかったのですが、まさかそこに漣さんがいないというのは考えてもいなかったです。4年ぶりにできたということはすごくうれしい事なんですけど、すごく残念と言いますか、寂しいです。

吉川監督は2時間ドラマというものを模索しながら完成させてきた監督なので、そういう現場をやらせていただく時には、俳優として非常にいろいろな思いがあります。自分なりに思う事、合う事、合わない事などをどのように処理するか、ということは漣さんからすごく教わりました。わざわざというわけではなく、一緒にいる中で自然に学ばせていただきました。

漣さんと非常に親交が深く、僕も懇意にさせていただいている勝村さんに出ていただけることになったので、すごく縁を感じますし、漣さんもメンバーから外れていない感じです。メンバーの中に漣さんもいます。

――新バディとなる大東駿介さんとの掛け合いや、コンビネーションはいかがですか。

駿介は、「こうじゃないですか?」と芝居のプランをどんどん持ってきて、あれやりたい、これやりたいと言ってくるので、新しい刺激がすごく楽しいですね。

この作品は、僕も今までいろいろとやりましたけど、監督のリズム感を大事に考えていくという作業がすごく面白いですね。2時間ドラマを本当に知り尽くしている方なので、必要なことと不要なこととはっきりとお分かりだから、撮っても採用されないことも僕もずいぶんありました。

そこに意見を持ってきてくれて、みんなで「どうしよう」「ああしたい」とやってくれるのは、現場にとっても、若手の俳優さんたちにもすごくいい刺激になります。

駿介とのコンビはけっこういいと思っていて、続けていくことができるのであれば、いろいろな側面ができて楽しい役になっていくのではないかなと期待しています。

――勝村政信さんとの剣道のシーンが印象的でした。共演の印象をお聞かせください。

剣道のシーンも含めて、最近では言われなくなった「男同士の先輩後輩のコミュニケーション」が、非常にオーソドックスな形で描かれていて、今見るとくすぐったいような気持ちです。全体を通して昭和なベタな世界がそこにあるので、安心していただけたり、楽しんでいただけたらいいなと思います。

――引き続き共演されているメンバーの雰囲気はいかがでしたか?

全然変わらないですね。小川菜摘さんがお山の頂点にいらして、菜摘姉さんの元、みんなでふざけていますね。片岡信和くんに天気予報のせりふなんかが増えたりして、みんなで楽しくやっています。

――今回のロケで訪れた土地で、印象深い舞台はどちらでしょうか。

熱海の別荘街が、特別な空気があって印象的でした。近くに有名作家さんや、大女優さんの別荘があって、「会わないように」なんてみんなで冗談を言いながらやっていました(笑)。
(撮影時は夏で)暑かったですよね。けっこう雨にもやられました。

――最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。

王道な2時間ドラマの安心感を楽しんでいただきたいです。コロナ禍で、「オンラインサロン」という新しい人の集い方というのも題材になっていますし、それぞれの孤独感が絡み合っているので、そういったところにも共感をしつつ、懐かしさを感じて楽しんでいただけたらいいなと思います。