井桁弘恵主演の土ドラ「自由な女神−バックステージ・イン・ニューヨーク−」(夜0:10-1:05※放送時間に変更の可能性あり、フジテレビ系)が3月25日(土)に最終回を迎える。このたび、井桁と共演の武田真治が最終回にかける想いを語った。

■「自由な女神−バックステージ・イン・ニューヨーク−」あらすじ

同ドラマは、漫画サイトで配信中の「バックステージ・イン・ニューヨーク」(オーツカヒロキ/forcs刊)を原作に物語の舞台をニューヨークから東京に移して描かれる。地方の工務店に勤務する井桁弘恵演じるサチが武田真治演じるドラァグクイーンのクールミントと出会い、ファッションデザイナーとして評価されるまでのシンデレラストーリーだ。

■井桁弘恵「ミントさんを、みんなで背中を押していく展開になる」

田舎で過ごす地味なサチ(井桁)が、ドラァグクイーン・クールミント(武田)に出会い、背中を押されながら、ファッションデザイナーとして頑張っていく物語だが最終回は、その関係が“逆転”する。

そんな展開に井桁は「第3話まで、サチはミントさんにたくさんお世話になって、影響を受けて、成長させてもらってきたのですが、第4話(最終回)では、そのミントさんを、みんなで助けるというか、支えるというか、背中を押していく展開になるんです。まさに、そこが見どころだと思います!」と語った。

そして、様々な憶測が飛びかうクールミントは、サチらの前からいなくなる。それまですべてクールミントありきで歩いてきたサチがどうなるのかを、井桁に尋ねると「サチが“自分の足”で歩き始めるその瞬間も見ていただきたいと思います」とコメント。

最後に、井桁は「本当に最後の方で、個性的なキャラクターの面々がギュッと集合するシーンがあるんですが、そこでミントさんのすごい長台詞がありまして。それが圧巻なんです!その台詞を一気にぶつけてくる武田さんの気迫が物凄くて!強い想いの中からあふれる、まさに“魂の叫び”みたいな感じ。そのシーンに立ち会った人誰もがグッと来てしまうものでした!」とが涙をこらえたというシーンを明かした。


■武田真治「自身も成長する“未完成なもの”として描かれているのが魅力」

脚本の本質を深く読み込んで臨んだクールミント役の武田は「クールミントというキャラクターの面白いところは、“完成した人間”ではなく、自身も成長する“未完成なもの”として描かれているのが魅力だなと感じています」と、サチやケンなど周りの人へアドバイスをすることで、ミント自身をも鼓舞していたと武田は分析。

続けて「3話で、サチの恋に対して“自分の気持ちに素直に”と応援したクールミントが、今度は“自分も自分の生い立ちに向き合わなきゃ”と気持ちを固めることになったし、それはサチから影響を受けた結果だと思っています。最終話でミントがとる行動は、その決心の現われだ」と語った。

■最終回(4話)のあらすじ

サチ(井桁弘恵)らを集めたクールミント(武田真治)が、おもむろに誘拐の計画を語り出す。相手は、かつて自分を捨てた母親だから大丈夫と言う。真意を図りかねるサチだったが、妙案を思いつき、母親・さやか(宮崎美子)とミントを再会させることに成功。ほっとしたのもつかの間、さやかの現在の夫・源次郎(堀内正美)の発言で、事態は思わぬ方向へ動き出す。

ミントが店を閉めてドラァグクイーンも引退しようとしているのでは…と憶測も飛びかう中、ミントを心配するサチと今後の人生を考え始めたケン(古川雄輝)との間にも距離が生まれる。