俳優の井本彩花が、5月16日に都内で開催された「『柳屋あんず油』Presents 第6回黒髪大賞授賞式」に登壇。井本は今年度の「黒髪大賞」を受賞し、「黒髪大賞・特別賞」を受賞した近藤耀司(こんどうようぢ)と共に喜びを語った。

■今年度から「黒髪大賞」に改称

同イベントは日本の美しさの一つである美しい黒髪をたたえ、主催の「柳屋本店」創業400年を記念して2015年より「黒髪美人大賞」として実施。2023年度から多様性も踏まえてさらに幅広い意味での黒髪の価値を発信するため、「黒髪大賞」に改称された。

授賞式には、2017年に「第2回黒髪美人大賞」を受賞し、2021年から「柳屋あんず油」のイメージキャラクターとして活動する高橋ひかるがプレゼンターとして登場。事務所の先輩でもある高橋からトロフィーを受け取り、井本は「私は生まれてから髪の毛を一度も染めたことがなくて、よく『髪の毛きれいだね』って言っていただけることが多かったので、今回このようなすてきな賞を頂けて、とってもうれしいです。これからもこの黒髪ロングを維持していけたらなと思います。ありがとうございます!」と喜びを語る。

また、特別賞を受賞した近藤は「このような賞を頂けて大変光栄に思います。僕自身、髪色や髪形はファッションの一部と捉えていて、日々の手入れは欠かさずにしていたことを評価されて、すごくうれしく思います。これから洗練された美しさと、黒髪の良さを若い世代の方にも伝えていけたらなと思います。本当にありがとうございます」とコメントした。

そんな2人に対し、高橋は「お二人とも髪のツヤが光に当たるとよりツヤツヤに。角度によっても全然違って見えますので、美しさがにじみ出ていますね。すてきです!」と興奮気味に印象を明かす。


■井本「やっぱりこの髪色って唯一無二だと思う」

今回のイベントでは、令和時代の黒髪の価値について世の中へ発信するため柳屋本店が調査を実施した「白黒つけない 黒髪白書」の調査内容も発表された。10代から30代の男女のうち74.2%が現状黒髪であり、10代は「ルールがあるから」、20代は「自分に似合うから」が黒髪の理由として多いことが判明。

それを受け、現在19歳の井本は「私も高校までは髪の毛は校則で染めちゃいけないというのがあったので、基本的に地毛なんですけど、大学に入って入学式の時とか結構髪の毛を染めている方が多かったんですよ。それで1回だけ『うわ、めっちゃ染めたい!』ってなった覚えがあります(笑)」と振り返る。

それでも思いとどまった理由としては「やっぱりこの髪色って唯一無二だと思うので。絶対この色にはできないじゃないですか。このキューティクルも守りたいなって思って染めてないです」と力強いまなざしで話すと、高橋と近藤からは拍手が起き、高橋は「確固たる意志。1回染めてしまうと地毛に戻すには時間がかかってしまいますし、自分の体から生まれてきたこの髪を愛するという精神が伝わってきました」と称賛した。


さらにイベント後の囲み取材で、美しい髪を保つために気を付けていることを聞かれた井本は「家にいる時はなるべく(髪の毛を)結ばないようにしています。黒ゴムで結んじゃうと切れちゃう。私はロングを維持したいので、髪の毛はなるべく強く結ばないようにしています。家にいる時はなるべくナチュラルでいるようにしています」と答えると、高橋は「私、ギャンギャンに結んでいました(笑)。気を付けます!」と、自らを省みて反省していた。

◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)

※高橋ひかるの「高」は、ハシゴダカが正式表記