“金髪大食い美女”として数々の大食いバラエティーに出演するライバー・しおり。5月28日に放送された『デカ盛りハンター』(テレビ東京系)にも出演し、その美貌からは想像できない大食い姿に注目が集まり、活動の場が広がっている。また、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」では人気ライバーとして活躍している。そんな“金髪大食い美女”の正体に迫るべく、インタビューを実施。「親からも『食べることは健康に良いから、たくさん食べて元気に育て』と勧められていた」と幼少期から大食いの片鱗を伺わせていたことを明かし、「『大食いのしおりちゃん知っている?17LIVEのライバーの子だよ』と、認知してもらえる存在になりたい」と今後の目標も語ってくれた。

■「有吉ジャポン」で見つけた新たな可能性「私もやりたいと思いライブ配信の世界に飛び込みました」

――はじめに自己紹介をお願いします。

イチナナライバーのしおりです。普段は雑談配信をメインで毎日配信を行っていて、ライバーを始めて今年の10月で4年目になります。大食いタレントとしても活動していて、テレビにも何度か出演させていただきました。

――普段は雑談配信をメインでライブ配信をやられているとお聞きしましたが、具体的にどのような雰囲気で配信されているのでしょうか?

特にテーマとかは決めずに、瞬発力を活かして、コメントに対して即興でリスナーさんとコミュニケーションをとり、ライブ配信の醍醐味でもあるスピード感を意識して配信しています。

――ライブ配信を始めたきっかけを教えてください。

17LIVEとの出会いは、17LIVEが台湾から日本に進出してきたばかりの時に、当時放送されていた深夜番組の「有吉ジャポン」で、「ライバーという新しい職業ができて頑張っている人たちがいる」という紹介を見た時に、雷に撃たれたような衝撃を受けて、私もやりたいと思いライブ配信の世界に飛び込みました。

――具体的にどのようなところに雷に撃たれましたか?

昔から、人前に出て発信することが好きだったので自分に合っている気がしました。また、ライブ配信が日本に入ってきたばかりでしたので、自分の知らない世界をどんどん切り開いていく楽しさに可能性を感じたのを覚えています。

■ライブ配信でのこだわりはリスナーとの距離「いつアプリを開いても私に会えるように、毎日休まず配信する」

――ライブ配信を行う中で、しおりさんのこだわりを教えてください。

ありのままの私を見せて、リスナーさんとゼロ距離でコミュニケーションをとることを心がけています。リスナーさんには私のことを本当の家族のように思って欲しくて、いつアプリを開いても私に会えるように、毎日休まず配信することを徹底しています。

――ライブ配信を始めて4年目に入るとお聞きしました。毎日配信するのは大変じゃないですか?

本当に好きだから苦にならずに続けられているんだと思います。ライブ配信が生活の一部、当たり前の存在になっているので、毎日息をするように配信しています(笑)

――毎日ライブ配信を行なっていて気づいたことはありますか?

私はリスナーさんをコメントでしか見られないですし、リスナーさんは画面の中にいる私の姿しか見られないんですが、お互いに、実際に会っているような感覚になります。夜寝る前に配信に来て喋る、起きたら配信にくる、といった感じで、リスナーさんにとって日常の一部になっていると思います。

――ライブ配信を始めて、苦戦したことはありましたか?

ライブ配信は、リスナーさんが訪れるタイミングやギフトを投げるタイミング、収入の面に関しても、不確定な要素が多く、毎日が綱渡り状態です(笑)。ですが、私は、視聴者が少ない日でも「楽しかった」と思えるような状態で配信を切ることを心がけていて、このスタンスを貫くことで次回の配信への意欲やモチベーションを保てていると感じています。

■今後の目標は「ライバーとして広く認知されること」

――YouTube、TikTok、InstagramなどたくさんのSNSを活用されています。SNSで発信することの楽しさを教えてください。

いつ、どこで誰に見つけてもらえるかわからないというワクワク感や楽しさがあります。実際に、私のYouTubeを見てくれたテレビ関係者の方から番組への出演依頼をいただいたこともありました。

――テレビ番組にも出演し気づいたライブ配信ならではの楽しさを教えてください。

やはり、即興性や、実際に直接会話しているような感覚を味わえるのがライブ配信の楽しさだと思います。また、ライブ配信の特徴として、パジャマ姿でも、ベッドの中でも、どこでも配信を開始できます。なので、24時間いつでも誰かが配信はしていて、アプリを開けば必ず誰かがいるという点も魅力の一つです。

――しおりさんのライバーとしての目標は?

イチナナライバーとして広く認知されることです。例えば、もし私が有名になることができたら、「あの大食いのしおりちゃん知っている?17LIVEのライバーの子だよ」というように、多くの人に認知してもらえる存在になりたいと思っています。

――テレビ出演も増えて、ライバーとして認知される機会も増えてきましたか?

現在、世の中には有名なYouTuberがたくさんいますが、ライバーとして広く認知されている人はまだほとんどいないと思っています。ライブ配信のプラットフォーム内で有名な人はいるものの、その名前が一般に知られているとはまだ言えません。だからこそ、テレビ出演を通して「イチナナライバーのしおり」としても知ってもらえたら嬉しいです。

■「この前テレビ見たよ。めちゃくちゃ大きなものを食べていたね!」…この言葉が最高の瞬間

――実際にテレビ出演してみていかがでしたか?

昔から人前に出ることが好きだったので、あまり緊張もしませんでした。生き生きとして、楽しんでいる姿が映っていると思います。

――そもそも、大食いタレントを始めたきっかけは?

ライバーデビューする前は、テレビやYouTubeなどに全く出演したことはありませんでした。ライバーとして多くの人に知ってもらいたくて、元々の大食いというポテンシャルを活かし、メディアへ出て、私の配信を見に来てくれるリスナーが増えたらいいなと思い始めました。

――大食いタレントをしていて、苦になることはありますか?

テレビ番組で大食いをするときは、番組側が決めたメニューを食べることが多いんです。私はあごが弱いので、あごを使うようなメニューや時間制限があって早く食べなければならないときなどは少し大変です。大食いは得意ですが、早食いはそうでもないので…。

――大食いタレントをしていて最高と思う瞬間は?

テレビ番組でさまざまなデカ盛りメニューや大量の食べ物を食べる機会が多く、それが視聴者に見てもらえることも楽しみの一つです。それを見て「しおりちゃん、この前テレビ見たよ。めちゃくちゃ大きなものを食べていたね!」といった声をリアルな世界や、リスナーさんから反応をもらえると本当に嬉しいです。

■幼少期から伺える大食いの才能「菓子パンはお菓子に入るだろうと思い30個ほど持っていきました」

――いつ頃から“大食い”と気づきましたか?

物心ついた時には、大量に食べていました(笑)。親からも、「食べることは健康に良いから、たくさん食べて元気に育て」と勧められていたのですくすく育ちました。

――大食いを親に止められることはなかったんですね(笑)。

「子どものうちはたくさん食べられるけれど、大人になったらそんなに食べられなくなるから食べられるうちに食べろ」と思っていたらしいんですが、大人になった今でも食べることへの情熱は衰えず、むしろ食べる量が増えています。

――幼少期の大食いエピソードはありますか?

小学生の頃から、給食のおかわりジャンケンに男子に混ざりながら参加していました。また、修学旅行の時に、お菓子を3000円分持っていけるルールがあったのですが、絶対足りなくなると分かっていたので、菓子パンはお菓子に入るだろうと思い30個ほど持っていきました(笑)。

――周りの方達の反応はいかがでしたか?

私がよく食べる子だということはみんなが知っていたので、「しおりらしいね」と最終的には笑って受け入れてくれました(笑)。

■地元・新潟で活動するこだわりは…「普段からすごく良くしてくれる温かいお店に貢献したい」

――ライバー・タレントとして活躍する中で、地元・新潟で活動を続ける理由を教えてください。

故郷である新潟を盛り上げたいという思いが強いからです。ライブ配信やYouTubeを通じて、地元を盛り上げながら、注目を集めていきたいと思っています。AKB48の指原さんが地元の大分の人からたくさんの支持を得て活躍する姿を見て、私も地元の人からたくさんの応援を受ける存在になりたいです。

――新潟を盛り上げたいと思ったきっかけは?

やはりコロナがきっかけでした。私は基本、昼は外でランチをして夜は家で食べることが多いので、365日外食しているんです。なので、色々なお店を渡り歩いていて、普段からすごく良くしてくれる温かいお店がたくさんあったので、お店に貢献したいという思いがあります。
 
――最後に、しおりさんがおすすめする新潟グルメを教えてください。

新潟県の津南町に「かどまん食堂」という私のお気に入りのお店があります。ここのチャーハンが私の一番のお気に入りで、量も結構多く、美味しいんです。しっとり系チャーハンの中で一番です。もし機会があればぜひ食べてください。