主演を務める桐谷健太と脚本家・福田靖が3年ぶりの再タッグを組んだ、連続ドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)が3年ぶりに帰ってきた。サスペンスとユーモアで描く刑事×検事×判事(裁判官)の群像劇。元体育教師の情熱系刑事・仲井戸豪太を演じる桐谷健太と、豪太の妹で立会事務官である仲井戸みなみを演じる比嘉愛未に話を聞いた。

■「アイツらに会いたいって思ってほしい」(桐谷)

桐谷:今回は登場人物も増えて新しくなって、豪太も成長してますし、アメリカに行っていたメグちゃん(目黒元気=磯村勇斗)とのタッグも見どころになってます。全くベクトルの違う2人なのでそこの凸凹感を楽しんでほしいです。

刑事ドラマとしては毎回起こる事件が違って、それぞれのキャラクターの個性が際立っているで、木曜夜9時にアイツらに会いたい! という楽しみ方をしてもらえたらうれしいなって思います。

比嘉:誰かスーパーヒーローがいるドラマではなく、全員が大切なピースとなって出来上がっているドラマでもあるので、それぞれのテンポ感を楽しんでもらえたらうれしいです。やりとりが痛快で、ゲストの方もすごく魅力的なので、毎回刺激のあるドラマになっていると思います。

今回私は二階堂俊介(北村有起哉)の立会事務官として新たにタッグを組むのですが、北村さんはとても自然に、すごく普通にお芝居をされる独特な雰囲気を持っていらっしゃる方で、みなみとしても、とても不思議で気になる存在として関わっていくことになるので、展開を楽しみにしてもらえるとうれしいです。

■2人が演じる豪太とみなみ、自分との共通点は?

比嘉:真っすぐさがエネルギー源というところは、豪太も桐谷さんも全く同じですね(笑)。でも、豪太は小学生みたいな熱さがあり、兄なんだけど、時々逆転して弟のようになる、放っておけないタイプなので、そこは桐谷さんの方が少しだけクールで大人です(笑)。

桐谷:豪太が豪太でいられるのは、みなみのおかげだと思うんですよね。みなみと一緒にいるときはすごく安心してるし素でいられるというか。そういう、人間的な温かさとか包容力は愛未ちゃんと共通してるところなのかなと。

比嘉:うらやましいですよね、2人の関係性。豪太はみなみの前では弱音を吐いてることが多いので、妹には何でも話せるんだなって思うと、こういうお兄ちゃんがいたらいいなってうらやましくなる。

桐谷:確かに。刑事ドラマであることを忘れるくらいアットホームに仕上がってるからね。脚本家さんに身を預けて思いっ切り暴れまくってる感じです。

比嘉:本当に暴れまくってますよね(笑)。桐谷さんの演技の包容力もすごくて、何をやっても受け止めてくれるので、私も毎回思いっ切りいってます! お互いあまりにも素なので、いつも“今、演技中だっけ?”って思うくらい、演技を忘れて楽しんでます(笑)

■「スタイリストさんがぴったりなものを探してくれます」(比嘉)

桐谷:豪太の衣装は僕の高校の同級生がスタイリングしてくれてて、ネクタイとかも細くリメークしてくれたりしてるんですよ!

比嘉:私は身長がある方なんですが、いつもピッタリのパンツスタイルとかオフィススタイルをスタイリストさんが用意してくださっているので、ぜひ、まねしてみてほしいなと思います!

取材・文=武市尚子