毎回1組、ゲストに迎えた注目のK-POPアーティストの魅力を、スペシャルライブはもちろん、トーク、ゲームなど、もりだくさんな内容で、たっぷり堪能できる日本オリジナルのK-POPバラエティ番組「let me Know K-POP!」。第6回目のゲスト・ALICEは、グループ名を昨年、2022年に“ELRIS”から“ALICE”に変えて心機一転した7年目のガールズグループだ。

■“ELRIS”から“ALICE”に改名

「let me Know K-POP !」は、日本のファンの為に製作された番組で、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」とサービス提供中の「ひかりTV」で独占配信中。毎週木曜日に新しい回が追加される(※休止の場合あり)。

MCを務めるのは、アイドルの大先輩・SUPER JUNIORのリーダーのイトゥク、Wanna One出身のシンガーソングライター、キム・ジェファン、デビュー6年目のガールズグループ・fromis_9のキャプテン、イ・セロムの3人だ。

ALICEは、“ELRIS”として2017年に韓国でデビュー。2020年にチェジョンとEJが加わり7人組となった。事務所移籍にともない、2022年にグループ名を“ALICE”に変更。最近は、「新興 軍統領」と呼ばれているほど、韓国の軍隊の慰問公演に引っ張りだこで、軍人に大人気だ。メンバーのDo-Aとヨンジェが活動休止中の為、現在は5人で活動中。ELRIS時代の2021年には日本でシングルも発売している。

■アクティブでエネルギッシュな魅力を次々にアピール

1曲目は、4月に韓国で発売された「SHOW DOWN」。堂々とした姿と正直さを込めた曲で、彼女たちの新しい魅力が感じられるパフォーマンスから、「今までのイメージを壊したい」という想いが伝わった。歌った後には、顔の横で両手をクロスしてウェーブをする「ガードダンス」と名付けられたポイントダンスもレクチャーしてくれた。

新たな自分だけの魅力をアピールする「Fill the Blanks」では、まずソヒが「怖いもの知らずでチャレンジ精神が旺盛」とアピール。危険そうなアトラクションも全部乗るし、バンジージャンプももちろん経験済みとのこと。食べたことがない物にも躊躇なくチャレンジする、と言う彼女にMCのイトゥクが「セミ食べたことある?」と突然質問。彼はは中国でセミを食べたことがある、と話し、ソヒは興味深そうに聞いていた。

そして、勇敢さを賭けて、ソヒとリーダーのチェジョンが箱の中の物を手さぐりで当てるゲームで対決。2人とも堂々と箱に手を突っ込み勇敢さを見せた。その後、MCのセロム、ジェファンも挑戦。「ボクは怖がり」と言っていたジェファンは、謙遜ではなく本当に怖いようで、なかなか箱に手を入れられず、誰よりも大騒ぎしていた。

他にも、EJがロングヘア―を生かしたダンスを披露したり、「振付を覚えるのが早い」と言うチェジョンが、ジェファンの「Spring Breeze」、セロムのグループ“fromise_9”の「Stay This Way」のダンスをその場で1度見ただけでほぼ完ぺきにマスターして皆を驚かせた。

また、子供の頃に韓国舞踊を習っていたユギョンが、華麗な連続ターンを披露。美しく早い回転は、メンバーも感動するほど。3回転ターンをカッコよくキメた後に歌ってみたいジェファンが、ターンのやり方をユギョンに習うが、なかなか上手くできず、スタジオは笑いに包まれた。

その後、その場で7回転した後、離れた場所の風船まで走って行って割るゲームをしたのだが、カリンの予想外な高速回転と、風船を指さして叫びながらダッシュする姿に、メンバーは大爆笑だった。

■白熱の“菓子食い競争”の結果は…?

メンバーの隠れた魅力をたっぷり見せた後、「SHOW DOWN」のカップリング曲「DIZZY」を。「甘くてさわやかで、春と夏に合う曲なので、期待してください」とチェジョンが紹介したように、恋する女の子の気持ちをキュートに歌った。

ゲームコーナーでは、ゲーム好きでネットカフェに行って食事をしながらゲームをする、という彼女たちにちなみ、パン食い競争ならぬ“菓子食い競争”を用意。ジェファンチームとセロムチームに分かれ、バランスボールに乗ってジャンプしながら移動し、ぶら下がっているお菓子を手を使わずにくわえて戻って来る、というリレー方式の対決だ。ゲームは白熱し、最後の最後まで目が離せない展開となった。

「私たちは、かわいくて清純で愛らしいと思われてますが、今日はパワフルでエネルギッシュな姿も見せられたかな」と大満足の5人。本日3曲目に選んだのは「DANCE ON」。このニュートロなダンス曲を選んだ理由は、「この番組のステージはカッコよくて特別なので、合うと思った」からだそう。ソヒはこれまでの回を観て、番組のファンになったそうだ。

■「起き上がりこぼしのようなグループになりたい」

最後は、大縄跳びを跳べた回数がプレゼントの当選人数になる、恒例「Jumpresent」。ALICEは5人の為、縄の回し役を除くと跳ぶのが3人となり、他のグループとの公平を期す為に、今回はMCが縄を回して5人が跳ぶことになった。視聴者プレゼントの他に、自分たちへのコーヒー車サポートを狙ってスポーツ選手並みのアツさで100回ジャンプに挑んだ彼女たちの姿は必見だ。

「本当に楽しかった!」と、5人は息を切らせて笑顔を見せた。最後に、どんなグループになりたいか、ときかれて、「倒れても再び立ち上がる、起き上がりこぼしのようなグループになりたいです」と答えたALICE。これまでは、なかなか新曲が出せなかったり、思うように活動できなかった時期もあった彼女たちの切実な想いだ。その不屈の精神で、何があっても乗り越えて活躍できるはずだ。

◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョン編集部