国民的ヒットメーカー・池井戸潤氏の最新作を、変幻自在の実力派・中村倫也主演で映像化する、戦慄の田園ミステリー「ハヤブサ消防団」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の初回見逃し配信再生回数が、3日間で100万回を突破(ビデオリサーチにて算出/7月13日〜7月15日)。さらに、タイトルの「ハヤブサ消防団」がTwitterでトレンド入りするなど、反響を巻き起こした。

同ドラマは、山あいの小さな集落“ハヤブサ地区”を舞台に、スランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村)が亡き父の故郷であるハヤブサに移住するところから幕を開ける。

穏やかな生活をスタートしたはずの太郎だが、地元の消防団に加入したことを機に連続放火や住民の不審死など怪事件に次々遭遇。ハヤブサ地区を守るべく真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たることになる。

■名バイプレイヤーらが集結

同ドラマでは、2022年に主演ドラマ「silent」(フジテレビ)が社会現象となった川口春奈が物語の鍵を握るミステリアスなヒロインを演じる他、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久ら名高いバイプレイヤーたちがズラリと勢ぞろい。

スタート前から「原作、キャストを見たら面白くなりそうな期待しかない」などと注目を集めていたが、7月13日(木)に放送した初回拡大スペシャルでは、そんな演技巧者たちの濃密な芝居と怪しさ満点のストーリーに引き込まれる人が続出し、平均個人視聴率5.9%、平均世帯視聴率10.5%を記録した(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
■第1話から大盛り上がりの犯人考察「怪しさMAX」

初回は、スランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村倫也)が亡き父の故郷である小さな集落“ハヤブサ地区”に移住したところからスタート。都会のストレスから解放され、穏やかな生活を始めたのもつかの間、太郎は藤本勘介(満島真之介)や山原賢作(生瀬勝久)ら地区の男たちから地元消防団に勧誘される。

団体行動に縁のない太郎は、いったん入団を断るものの、火災現場で彼らの勇姿を目の当たりにしたことから参加を決意。しかし、ハヤブサ地区では不気味な連続放火が進行中であることが判明。しかも住民・山原浩喜(一ノ瀬ワタル)が行方不明になるという事態が起きるという息もつかせぬ展開が続いた。

この初回からの急激展開に、SNSでは犯人考察が早くも盛り上がりを見せている。しかし、消防団メンバーをはじめ出演者がクセ者キャラを存在感たっぷりに見せてきた演技派ばかりのため、SNSでは「俳優陣豪華すぎて今の所みんな怪しく見えてしまう」「一見人の好さそうな気のいい田舎のおっさんの集まりなんだけど、誰が犯人でもおかしくないメンツなせいで怪しさMAX」「ずっと不穏でずっと全員怪しくて面白かった。キャスト濃すぎる!来週も楽しみ」と困惑と期待の声が殺到。

そして、初回拡大スペシャルをリアルタイム視聴したという原作者・池井戸氏からも「小説の世界観を生かしつつ、ドラマならではの見どころが詰まっていました」と絶賛のコメントが寄せられた。


■第2話の気になるあらすじ

亡き父の故郷である山あいの集落“ハヤブサ地区”で暮らしはじめたスランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村倫也)は、入団したばかりの消防団の練習に連日駆り出されて疲労困憊(こんぱい)。実は、消防団が日ごろの訓練の成果を披露する“消防操法大会”の開催日が迫っており、分団長の宮原郁夫(橋本じゅん)がピリピリしているのだ。

そんな中、太郎はハヤブサ地区を襲った連続放火事件の犯人が、先日遺体となって見つかった山原浩喜(一ノ瀬ワタル)だといううわさが出回っていることを知る。一瞬だが生前の浩喜と会話を交わした太郎は、彼がそこまで悪い人間だとは思えず困惑。しかも、根拠のないうわさがあっという間に集落に広がったことに違和感を覚える。

その矢先、太郎は消防団のメンバーで役場勤務の森野洋輔(梶原善)から「相談がある」と声をかけられる。約束の時刻に居酒屋に出向くと、座敷には森野の他、役場の企画課員・矢内潤(岡本篤)と、移住してからずっと気になっていた謎の美女・立木彩(川口春奈)の姿が。

彼らの相談というのは、ハヤブサの町おこし動画企画にまつわることで、矢内は作家である太郎の力を貸してほしいという。その企画は映像ディレクターである彩の発案だというのだが、彩本人の態度は冷淡だった。