ギャレス・エドワーズ監督の最新作で、渡辺謙が出演する映画「ザ・クリエイター/創造者」(公開中)が、初週末となる20日〜22日の3日間で興行収入1億6,441万円、動員数10万人を突破した。

■「人類とAIの戦争が激化した世界」を描く

同作の舞台となるのは、今からそう遠くない近未来、人類とAIの戦争が激化した世界。主役の元特殊部隊のジョシュア(ジョン・デヴィット・ワシントン)は、人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”暗殺の命を受け向かった先で、純粋無垢な超進化型AIの少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)と出会う。暗殺の対象だったはずのその少女を守りぬくと誓ったジョシュアは、アルフィーと行動を共にすることとなる。

渡辺は、人間と戦うAI軍のリーダー的存在の“ハルン”。正面から見ると人間そっくりだが、後頭部から耳にかけて機械となっているAIのキャラクターで、アルフィーを守るために戦う役どころだ。

■親日家のギャレス・エドワーズ監督「日本の皆さんにとても感謝しています」

大の親日家としても知られるギャレス・エドワーズ監督は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」以来7年ぶりのPR来日を果たし、10月17日には物語の重要なカギを握る超進化型AI の少女・アルフィー役吹替声優・堀越麗禾をゲストに迎えたジャパンプレミア、18日にはギャレス監督の大ファンだというダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTのメンバーLEO、千葉工業大学の未来ロボット技術研究センター「fuRo」の所長であり、ヒューマノイドロボットの開発などに従事するロボットクリエイターの古田貴之をゲストに迎えたSPパネルセッションを実施した。

両イベントで、繰り返し日本への愛を口にしていたギャレス監督。本作は日本の文化やデザインに影響を受け、実際に日本でも渋谷・新宿などで撮影が行われたと言い、「撮影の最後に行ったのが日本」だと明かしている。また、プロモーション最終日には「この映画は、1999年に日本の『子連れ狼』を観た事から始まり、そして今日がこの映画製作の4年間の旅の締めくくりとなる最後のプロモーション。この旅を日本で終えることができてとてもうれしい。日本の皆さんにとても感謝しています」と、日本がいかに特別な地であるかを熱く語った。

なお、ギャレス・エドワーズ監督作の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」はディズニープラスで配信中。