BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、11月20日(月)より5夜連続で『特集・いい夫婦 いろんな夫婦』と題して、夫婦の絆を描いた名作を放送する。宮崎あおいと向井理が夫婦役で初共演し話題となった「きいろいゾウ」や、佐藤健と土屋太鳳が実話をもとに熱演した「8年越しの花嫁 奇跡の実話」など5作品が夜のひと時を彩る5日間。月曜から金曜にかけて、夜8時から「よる8銀座シネマ」の枠で放送される。

■夫婦それぞれの愛の形を描いた感動作がラインナップ

2013年に公開された「きいろいゾウ」は、小説家・西加奈子の同名小説が原作。出会ってすぐに結婚した妻利愛子(宮崎あおい)と武辜歩(向井理)は、「ツマ」「ムコさん」と呼び合う仲に。夫婦から始まり、互いに秘密を抱えながら恋をしていく、愛と痛みと優しさが詰まった作品だ。

公開前に行われたインタビューで、ツマとムコの普通ではない始まりについて質問された向井は、「むずがゆかった」と振り返り、宮崎は「そこに共感はなかった」と語っている。そんな2人が絆を深めていく様子が、穏やかに流れる時の中で美しく描かれていく。

また、2017年公開の「8年越しの花嫁 奇跡の実話」は、実話から生まれた奇跡のラブストーリー。病に倒れ目を覚まさない彼女を一途に思い続けていたとある男性。その姿がYouTubeに投稿されたことをきっかけに注目を集め、「奇跡の結婚式」「号泣する実話」として2人のエピソードは数々のメディアで取り上げられた。

そしてこの実話は書籍化され、佐藤健&土屋太鳳の主演で映画化。苦悩しながらもひたむきに彼女を思い続ける尚志を佐藤が、病と戦う麻衣を土屋が演じた。信じる力と深い愛…2人を繋ぐ強い絆に胸が震え、幸せを願いたくなる作品だ。

■都会から来た夫婦と信州の人々の温かな交流を描いた「阿弥陀堂だより」

『特集・いい夫婦 いろんな夫婦』の1夜目となる11月20日(月)夜8時からは、「きいろいゾウ」が放送される。ツマに出会ってすぐ何かを感じたムコは、満月の夜にプロポーズ。「はい」と答えたツマと、互いを知らぬまま穏やかで幸せな生活を送り始めるが、ある日ムコ宛に1通の手紙が届き、2人の関係に変化が訪れる。

続いて11月21日(火)夜8時より放送の「阿弥陀堂だより」は、東京から信州に移り住むこととなった夫婦・孝夫(寺尾聰)と美智子(樋口可南子)が、地元の人々と温かく交わっていく姿を描いた作品だ。パニック障害を抱える美智子だったが、村の死者が祭られた阿弥陀堂に暮らす老婆・おうめ(北林谷栄)との出会いや、信州の美しい四季によって癒やされていく。

11月22日(水)夜8時からは、「夫婦フーフー日記」が放送される。“川崎フーフ”こと清水浩司夫妻の闘病ブログとその書籍を映画化した本作。ユウコ(永作博美)は17年来の友人コウタ(佐々木蔵之介)とめでたく結婚し妊娠するが、悪性腫瘍が発覚。出産、闘病、育児に奮闘する夫婦の493日間を、コウタの前に現れた“死んだはずのユウコ”とともに振り返るというファンタジックな“泣けるコメディ映画”となっている。

■“冷え切った関係の妻を亡くした夫”という難しい役どころを本木雅弘が好演

11月23日(木)夜8時より放送の「永い言い訳」は、西川美和監督が発表した同名小説を監督自ら映画化した作品。人気作家の衣笠幸夫(本木雅弘)と夏子(深津絵里)は仲の冷え切った夫婦だった。そんなある日、夏子がバス事故で亡くなってしまうのだが、さしたる感慨も湧かない幸夫。一方、同じバスの事故で妻を亡くした陽一(竹原ピストル)は悲嘆に暮れる。多忙な陽一に代わって、幸夫は彼の子どもたちの面倒を見ることとなり、子供たちとの交流が始まる。

翌日の11月24日(金)夜8時からは、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」を放送。結婚を間近に控え幸せな毎日を送っていた尚志と麻衣。しかし、原因不明の病で麻衣は意識不明となり、いつ目覚めるかわからない状態に。尚志は、麻衣の両親から「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、諦めることなく麻衣のそばで待ち続ける。その後、ようやく目を覚ます麻衣。しかし、さらなる試練が2人を待っていた…。

※宮崎あおいの崎は「立つさき」が正式表記