吉田鋼太郎が主演を務め、2022年に放送されて話題となった土ドラ「おいハンサム!!」のSeason2放送と映画化が決定。ドラマ「おいハンサム!!2」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)は4月6日(土)から、映画「おいハンサム!!」は6月21日(金)から全国公開される。

■“家族×食×恋”をテーマにしたホームコメディー

東海テレビと日本映画放送が共同制作する同作は、“家族×食×恋”をテーマにしたホームコメディーで、伊藤理佐による複数の漫画とエピソードを原作に実写化。ややこしくも情に厚く憎めない父親と、幸せを見失い人生に迷ってばかりの3人の娘たち、そんな家族を温かく見守る母親を描く。

主人公の頑固親父・伊藤源太郎を吉田が演じる他、長女・由香役で木南晴夏、次女・里香役で佐久間由衣、 三女・美香役で武田玲奈、妻・千鶴役でMEGUMIが共演する。

また、前作から引き続き、源太郎の取引先・大森利夫役の浜野謙太、大森の部下・渡辺役の太田莉菜、美香の会社の先輩・シイナ役の野波麻帆、近所の主婦・ミチル役の藤田朋子、里香の上司・橋本役のふせえりら個性豊かなキャラクターの出演も決定した。

■伊藤源太郎役・吉田鋼太郎コメント

2年ぶりに源太郎を演じてみて、一本筋が通っているところが大変共感できるし、素敵だと思いました。一見、日常を描いているようで、実はとんでもないことが起きるエンターテインメント作品だと思っています。

どうやって見ていいのか分からないという面白さや、笑って泣けるところもたくさんあります。非常に見どころ満載のドラマになっていると思いますので前作に続き、ぜひだまされたと思って見ていただきたいなと思います。

■伊藤由香役・木南晴夏コメント

前作では、付き合う男性がコロコロ変わったものの、ちゃんとお付き合いをしていたのですが、シーズン2は1回デートしたら終わりみたいな形が多く、どんな女性だよ!という気持ちになりながら撮影しています。キャラクターがレベルアップしたというか、すごく奇特な人間になったというか、すごく面白い感じになっていると思います。

第2弾を待ち望む声も多いと聞いていますが、その期待を裏切らないほど面白くなっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていて下さい。

■伊藤里香役・佐久間由衣コメント

この作品は、いろんな具材が入っていて、そこから美味しい出汁が出ている1つの鍋のイメージがありました。シーズン2も、新たな登場人物が加わりましたが、「ほっこり温かい家庭の鍋」というのは変わらないなと感じています。

じんわりするような気持ちになったり、笑いあり、ドキッとしたり、ヒリヒリしたり…ホームドラマなんですが、ちょっとファンタジーのような不思議な感覚のドラマです。ぜひご覧ください!

■伊藤美香役・武田玲奈コメント

美香は、シーズン2もユウジとのシーンが多いのですが、山口監督からのいろんな要求、例えばどんなせりふになるのかとか、どんなこだわりがどのタイミングで発動されるのかなど、2人でワクワクしながら果敢についていきました!

ストーリーは、世の中の変化に合わせてアップデートされています。でも日常の大切なところ、楽しく思えるような日常を提供してくれているのは変わらなくて、とても好きなところです。

■伊藤千鶴役・MEGUMIコメント

千鶴に戻っていく感じが不思議な感覚でもあり、うれしかったですね。伊藤家が本当の家族のようになっていって、こういう空気感が時を重ねると生まれるんだなと思いました。

山口監督が「食べるというのは、その人を写し出す瞬間だから丁寧に描きたい」とおっしゃっていたのですが、本当にその通りだと思いますね。食べ物を通じて人となりを伝える、そういう観点で見ていただけたらうれしいです。ただ食事のシーンの撮影は本当に大変で強烈に覚えています!(笑)

■大森利夫役・浜野謙太コメント

キャラクターがどんどん膨らんでいってる充実感みたいなのがあって、めちゃくちゃ楽しかったです。大して何も起こりません。でも常に愉快で楽しくて、みんながうんうんって頷けるようなことが起こって、最後には心が温まる…、そんな感じの時間がずっと続いています。

その中で大森っていう、“おいハンサム!!”の世界でモテ男がすごく活躍しているんで、ぜひそんな世界観を楽しんでいただき、それから最後にはほっこりしてもらいたいと思っています。

■脚本・監督 山口雅俊コメント

「おいハンサム!!」続編を作ることになり、久しぶりに吉田鋼太郎さんたちキャストの皆さんにお会いしてその笑顔にふれ、日の当たる場所に戻ってきたような、まぶしいような、照れくさいような気持ちです。

「闇金ウシジマくん」や「新しい王様」、「闇金サイハラさん」みたいなジャンルのドラマや映画を作っていると裏の社会、ダークな世界と向き合い続けることになるからです。

こういう晴れやかな気持ちになったのは「おいハンサム!!」と同じ「恋」と「家族」と「ゴハン」の連続ドラマ、竹内結子さんと作った「ランチの女王」以来な気がします。

魂を込めて作りました。すべての体力も。

■エグゼクティブ・プロデューサー(日本映画放送 宮川朋之)コメント

ここでは書けないような紆余曲折があり「おいハンサム!!」は無事?に放送された。すると「人生の機微を感じる」とか「斬新である」とか褒められ出して、あろうことか立派な賞も受賞したり、想像を超えてヒットした。

これはオイシイと思い、山口さんに続編の制作をお願いしたら、「『おいハンサム!!』を作るのはヘトヘトに疲れるんですよ」と、フゥとかハァ〜…とか言われ、つまりは断られました。

ところがある日、突如、誰とも知れぬホワイトナイトが現れて、監督に「『おいハンサム!!』は見たこともない新しいドラマでしたが、一言でいうと、結局あれはどんなドラマなのでしょう?」と質問したらしい。そこが本人も「よく分からなかった」そうで(僕も分からないけど)、だから「もう一度作って考えてみることにした」ということなんだそうです。そういうわけで、「おいハンサム!!」の続編が誕生いたします。

さらに、なんと映画も(誰とも知れぬホワイトナイトよありがとう)。かように一言でいえないドラマですが、なぜか人をトリコにする「おいハンサム!!」の大ヒットを祈願し、引き続きよろしくお願いいたします。

■プロデューサー(東海テレビ 遠山圭介)コメント

“ありそうでなかった”という触れ込みはよく聞きますが、実は意外とそうではない…という経験、よくあると思います。でも2年前に放送した「おいハンサム!!」は正真正銘、“ありそうでなかった”新感覚のホームドラマと胸を張って誇れる作品で、ありがたいことに大きな反響をいただきました。そして今回満を持して続編&映画化という形で戻ってきます。

「シーズン1と何が違う?」と聞かれるとはっきりと答えられません。「シーズン2と映画の違いは?」と聞かれてもはっきりと答えられません。だって「ありそうでなかった」ドラマですから。

でも声を大にして言えるのは、間違いなくどちらも面白い!ということ。登場するすべてのキャラクターが愛おしい、あの独特の空気感がさらにパワーアップしています。シーズン1をご覧いただいた方はもちろん、今回初めて触れるという方も絶対に満足できる令和のホームドラマ、ぜひご期待ください!

■「おいハンサム!!2ストーリー」

2年前と変わらず、東京の一軒家で、伊藤源太郎は妻・千鶴と暮らしている。

ある朝、3人の娘たちの幸せを願う源太郎は寝違えて首が回らなくなりコルセットをすることになってしまう。

そんな中、まだ独身の長女・由香の仕事は絶好調。しかし、相手には不自由しなかったはずの恋愛は絶不調。

次女・里香は夫の浮気が原因で離婚、恋の仕方を忘れたかも…とモヤモヤしている。

三女・美香は、源太郎公認の恋人で漫画家として軌道に乗り始めたはずのユウジの優柔不断さに、(美香によると)「ほぼ結婚はムリ」らしい。

母・千鶴はいつも通り。

ちなみに由香の元カレ・大森は、同僚の渡辺さんにアプローチ中。由香はそばが入ってない天ぷらそばを食べる近所の不思議な女性に人生を教えられ、里香には不思議な場所で不思議な男性との出会いが訪れる。

さらに、美香の“一応恋人”のユウジに近づく鼻血出しがちストーカー女など、さまざまな人が入り乱れて伊藤家は相変わらず波乱万丈。

コルセットで不自由だからこそ見えてきたものがあるという源太郎は、ハンサムに娘たちに言う。

「見かけにとらわれるな。流されるな。視野を広く持て」

娘たちの幸せを願い、再び立ち上がる偉大なパパ・源太郎。
疾走する“恋”と“ゴハン”と“家族”の物語が、この春、再開される。