3月11日にフジテレビ本社にて「フジテレビアニメラインナップ発表会」が行われ、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」「+Ultra」「B8station」、ショートアニメ、映画など、2024年度に放送、公開となるアニメの新規解禁情報が続々と発表された。

■「喧嘩独学」

「+Ultra」枠(毎週水曜夜0:55-1:25)で、4月10日(水)にスタートするアニメ「喧嘩独学」からは、丹羽哲士、岡本信彦、ファイルーズあい、石川由依、石川界人が登場。本作は、動画配信サイトで喧嘩を独学して成り上がっていく貧弱主人公を描いた物語。

主人公の志村光太の声を担当する丹波は、出演が決まった際に「親に主役決まったよと連絡しました」と話し一緒に喜んでくれたことを明かし、本作の見どころについては「(主人公が)ボコボコにされながら這い上がっていく姿」だとアピール。

カネゴンの声を担当する岡本は、自身の役柄を「いじめられっ子にボコボコにされる役」と説明しつつ、「痛快な作品なので、見てストレス解消してほしい」と魅力を語る。

八潮秋の声を担当するファイルーズは、「格闘技は詳しくない」と話しつつも「志村目線で見れる」ため詳しくない人でも楽しめると話す。また、作中のアクションについて「原作ファンの期待にもこたえられる」ものになっているという。

朝宮夏帆の声を担当する石川由依は、「配信してお金を得て配信して…という現代の話」と説明し、「学んでいけば勝っていける勇気をもらえる作品」だと言う。

新庄玲央の声を担当する石川界人は「嫌な奴」だと自身の演じる役柄の印象を述べ、「そうなってしまった理由がある」のでそこも見どころになると語った。

■「+Ultra」枠、7月以降のラインナップも

また、同じく「+Ultra」枠では、「カミエラビ」の第1期が7月より再放送、第2期が10月から放送されることが決定。「ハニーレモンソーダ」は、2025年1月より同枠での放送が決定した。

■「うる星やつら」

「ノイタミナ」枠(毎週木夜0:55-1:25、フジテレビ系)で、放送中のアニメ「うる星やつら」からは、神谷浩史、上坂すみれが登場。

これまで放送された回で、好きな回について聞かれると、神谷は「イヤーマッフルの怪」と回答し、「(神谷が演じる)あたるが、テンちゃんと中身が入れ替わって。見た目はあたりだけど、テンちゃんのしゃべりをできることが楽しかった」と熱弁。

上坂は、「ラムちゃん、牛になる!?」の回だと答え、「(上坂が演じる)ラムちゃんの角とか手が牛になる。牛になってもあたるは好きでいてくれるのか…と真剣に考えているラムちゃんがかわいい」と楽しそうに語った。

■「先輩はおとこのこ」

続いて同枠で7月に放送開始する「先輩はおとこのこ」からは、梅田修一朗、関根明良が登場。本作は、男だけど可愛いものが大好きで、女の子の姿で高校生活を送る“男の娘”・花岡まこと、後輩の蒼井咲、幼なじみの大我竜二の人間模様が描かれる。

まことの声を担当する梅田は、オーディションの際に心がけたことを聞かれると、「女の子の格好をするからとか、男の子だからとかではなく、まこと先輩自身が自分のことをどう感じているか、まことがどう喜怒哀楽を感じるかなどを考えて演じました」と、他の役と同じように一人のキャラクターとして捉えて臨んだと言う。

咲の声を担当する関根は、「咲ちゃんが感じたものを出せるように、素直になれるように意識しています」と話し、「先入観なしで楽しんでいただけたら」と作品の見方をアピールした。

■「ノイタミナ」枠10月以降のラインナップも

また、10月からは「るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−京都動乱」が、連続2クールで放送されることが決定。さらに、「よふかしのうた」は、アニメ第2期の制作が決定した。

■「時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ」

「B8station」枠(毎週水曜夜1:25-1:55、フジテレビ系)で、4月から放送される「時光代理人 -LINK CLICK-Ⅱ」からは、豊永利行が登場。本作は、特殊な能力で特別な依頼を遂行するトキとヒカルが、一連の事件の黒幕に挑む物語。

日本では2年ぶりとなる第2期の放送にトキの声を担当する豊永は、「(1期の終わりで)『えー!』ってなったまま2年経った」と振り返る。「1期ハートフルな描写もあったけれど、2期はミステリーサスペンス」とし、「実写版のドラマで見るようなアクションシーンが多い」と見どころを明かす。

■「下の階には澪がいる」

続いて同枠で7月に放送開始する「下の階には澪がいる」からは、河本啓佑、大久保瑠美、沼倉愛美が登場。本作は、中国で約6000万回の再生数を記録したアニメで、日本吹き替え版は初。大学に受かり一人暮らしをすることになった杉浦陽が、下の階に住む元アイドル・如月澪と出会ったところから物語が展開される。

澪の魅力について、陽の声を担当する河本は、「元アイドルで美人です!暴力もするけど、時折陽に見せるかわいらしい部分も」憎めないところだと言う。真珠の声を担当する大久保も「過激なキャラだけど、本当にかわいい」と語り、紗羅の声を担当する沼倉も「見つめられたら終わり」と澪の魅力を表現。

■「ドラゴンボールDAIMA」

続けて、2024年秋公開の「映画 ギヴン 海へ」、5月10日(金)公開の映画「トラペジウム」、2024年秋公開の映画「ふれる。」について紹介された。そして「ねこに転生したおじさん」が10月から「ぽかぽか」(毎週月-金朝11:50-昼1:50、フジテレビ系)内にて放送開始されることも発表になった。

最後に、2024年秋から「ドラゴンボールDAIMA」の放送が決定し、野沢雅子、伊能昭夫氏(カプセルコーポレーション・トーキョー)が登場。

野沢はドラゴンボールのキャスト陣で製作したジャケットを羽織って登場。悟空の声を担当する野沢は、新作について「今回、悟空は小さくなれるんですよね。私は先を知ってるからついしゃべっちゃいそうになるんですけど、なるべくお話ししないようにしてます」と明かす。伊能氏は「鳥山先生の創られた作品世界をしっかり作っていくのが我々の使命だと思います。最高の作品に仕上げて皆さんにお届けしたい」と語る。最後は野沢の「かめはめ波!」でイベント全体を締め括った。